こんにちはCoffee Fanatic三神です!!
今回ご紹介のアフリカのテロワールはルワンダです。
個人的にも買い付けミッションを敢行したり、私が取り扱いを始めたコーヒーなどがあるので、なじみの深い国ですね。
中央アフリカの小国であるルワンダは、アフリカのスイスとも言われ、目覚ましい経済発展を遂げています。
カガメ大統領の経済政策が功を奏しIT立国となりました。経済水準は高く、アフリカの中でもかなりの先進国です。その背景はもちろん1994年に興った虐殺の歴史からの復興でもある訳ですが、ほんと安全でとても過ごしやすい国ですよ。首都のKigaliはおしゃれなレストランもあるし、ホテルも良いとこが多いです。
基本的にみんな演説が大好きなので、レセプションとかになると無茶苦茶長時間になります。COEのアワードセレモニーだと農務大臣とか政治家が出席することもあるので、朝の9時くらいに始まって終わるのが14時過ぎなんてことも・・・・。もうみんなスピーチが長い長い・・・(/o\)。
日本では虐殺のイメージが強いのでJICA等の青年海外協力隊で渡っている人も結構多いです。・・・でもはっきり言って今は必要ないと思います。すでにルワンダはかなり進んでいる国なので。それよりウガンダ、コンゴ、ブルンジなどに行った方がいいと思います。ここら辺はまだ貧しい国家なのでインフラとか衛生面とかまだまだ整っていない地域が多いですね。
・・・・・・コーヒーに話をもどすと・・・・・
ルワンダのコーヒー生産量は30~40万袋前後なので、それほど多くないです。さすがに国土が狭いので。しかし、いち早くスターバックスが力を入れたためスペシャルティ業界では2006年位から注目され始めました。当時から“Thousand Hills (千の丘)”というキャッチコピーと共にプロモーションが展開されおり、そのコピーの通りルワンダは起伏の富んだ地形でコーヒーを栽培しています。
ちなみに最近のコピーは“Second Sun Rise(2度目の日の出)”です。これはまず一回目の日の出で人は目が覚めるのですが、この後ルワンダのコーヒーを飲むと、その美味しさで“もう一回目が覚める=2度目の日の出の様だ“という事みたいです(=゚ω゚)ノ。
コーヒーのロットは典型的なアフリカの国の形態となっており、数多くの生産者世帯(300~500位かな?)が各々近隣のCWS(Coffee Washing Station)にチェリーを持ち込み販売している形態です。CWSは農協や企業が管理しており、基本的には生産者が徒歩など(又は自転車)でチェリーのバッグを持ち込める距離感で設立してます。
例として、下記でご紹介するCoko(チョコ)CWSは放射状になっている農地のくぼんだ中央にCWSを設置しており、周りの農地からおよそ30分~1時間以内にチェリーを運搬できるようになっています。伝統的な水洗式においては、収穫後のチェリーはなるべく早くCWSに持って行って処理することが重要になっています。時間が経過すると酵素での自己消化やバクテリアによる発酵が始まってしまうからです。
・・・・・・
ルワンダのコーヒーの品質は高いのですが、ネガティブな面として、致命的なポテトフレーバーが出る可能性があるという点と、味がどれも似たり寄ったりと言う点があります。国の機関であるNAEB(National Agricultural Export Development Board)は結構力が強いので、ここのレギュレーションが軟化しないと自由な取り組みはしづらい雰囲気がありますね。輸出においては必ずNAEBの倉庫に一度格納してインスペクションを受ける必要があったと思います。
品種がほぼBourbon Mayaguz一択で、生産処理も水洗式ばっかりなので、COEでカップすると結構しんどいです。テイストプロファイルがみんな同じような感じなので差別化するのが結構難しんですねー。ただ最近は新しい品種や生産処理に取り組み始めているようです。(一応登録上はBMJ種とかMbirizi種とかRume Sudan種とかあるけど見たことない・・・)
ポテトフレーバーに関しては様々な研究機関や投資で解決が試みられていますが、“改善”はするものの、“解決”には至ってません。ここら辺が、大手ロースターが取り組みずらいところなんですよねー・・・・。ベースのクオリティはタンザニアを上回っているので、産地としての知名度があまり上がらないのが残念でもあります。実際ポテトの問題が原因かはわかりませんが、COEの価格はかなり低い水準で落札される傾向があります(ブルンジも同様)。
という事でルワンダの方針として、COEは隔年で開催することが決まっていますです。
ちなみに国の大きさの割には輸出業者とか農協の数が多いですね。
CWSや農協の一覧
http://www.coffeetransparency.com/c/rw/
エクスポーター、生産会社、農協などの一覧
https://naeb.gov.rw/index.php?id=79
輸出業者等
Coopac(http://www.coopac.com/)
Rwashosco(http://www.rwashoscco.com/)
Bufcoffee(http://www.bufcoffee.com/)
KZ Noir(http://www.rwandamarket.rw/profile-60.htm)
Rwacof(https://sucafina.com/apac/origins/rwanda)
Dormans(https://www.dormanscoffee.com/)
3 African Sisters
Dallas Investment
Simbi Coffee Investment
MICOF
ルワンダの生産エリア
ルワンダは大きく5県に分割されていて、Kigali(首都県)、Eastern Province(東部県)、Northern Province(北部県)、Southern Province(南部県)、Western Province(西部県)という風になっています。
【Province of Rwanda】
https://en.wikipedia.org/wiki/Provinces_of_Rwanda
この内KigaliとEastern Provinceはコーヒーにあんまり関係ないので、北、南、西が重要な位置を占めています。
この内KigaliとEasternはほとんどスペシャルティに関係ないので、実質Northern、Southern、Westernがメインのエリアになります。なのでこの3つの県をご紹介します。
*今回のメインソースはCOEでーす♡
そんでもってエリアの区分けは今回は以下の通りですー。
- Province(県/地方)
- District(区)
- Sector(セクター)
- Village/ CWS(村/生産処理場)
- Sector(セクター)
- District(区)
【Rwandaのコーヒー生産エリア】
- Northern Province
- Burera
- Gakenke
- Coko
- Muhondo
- Muyongwe
- Ruli
- Mbilima
- Rushahshi
- Gicumbi
- Muko
- Nyamiyaga
- Musanze
- Rulindo
- Bushoki
- Burega
- Tumba
- Southern Province
- Gisagara
- Gisagara
- Huye
- Gishamvu
- Huye
- Kigoma
- Kinazi
- Maraba
- Simbi
- Kamonyi
- Kayumbu
- Muhanga
- Cyeza
- Kiyumba
- Nyamagabe
- Cyanika
- Gasaka
- Kamegeri
- Nyanza
- Nyaruguru
- Busanze
- Nyagisozi
- Ruhango
- Gisagara
- Western Provicnce
- Karongi
- Gitesi
- Gishyita
- Mubuga
- Twumba
- Ngororero
- Nyabihu
- Jomba
- Nyamasheke
- Kanjongo
- Karambi
- Kirimbi
- Gihombo
- Mahembe
- Murundo?
- Nyakarenzo
- Nyabitekeri
- Shangi
- Rubavu
- Nyamyumba
- Rusizi
- Giheke
- Mashesha
- Nzahaha
- Rwimbogo
- Rutsiro
- Boneza
- Kigeyo
- Kivumu
- Mushubati
- Mushonyi
- Karongi
ちなみに最近のCOEの入賞歴は以下の通り・・・。
2018年 Northern 8 Southern 8 Western 12
2015年 Northern 4 Southern 7 Western 13
2014年 Northern 5 Southern 6 Western 17
かなりWestern Provinceのロットが入賞していますね!
それではまずは北部県のNorthern Provinceから行ってみよー(*’▽’)
*?がついている地名は今回Google Map上で発見できませんでした
Northern Province(ノーザン・プロヴィンス)
- Burera(ブレガ)
- Gakenke(ガケンケ)
- Coko(チョコ)
- Muhondo(ムホンド)
- Muyongwe(ムヨンゲ)
- Ruli(ルリ)
- Mbilima(ンビリマ)
- Rushahshi(ルシャシ)
- Gicumbi(ギクンビ)
- Muko(ムコ)
- Nyamiyaga(ニャミヤガ)
- Musanze(ムサンジ)
- Rulindo(ルリンド)
- Bushoki(ブショキ)
- Burega(ブレガ)
- Tumba(トゥンバ)
North Provinceは比較的標高が高くて冷涼な地域にあります。丘の上は霧がかかっており、稜線からの景色はちょっと海を渡っているみたいで気持ちのいい場所です。首都Kigaliから2時間くらいで行けるのでとてもアクセスが良いです。テロワールもかなり良好なのですが、一部の農園で栽培がちょっと雑なのがたまに傷だったりします。
下記がファナティックが見知っているCWS(Coffee Washing Station)です。ルワンダもアフリカらしく、数多くの農家が農協に参画してロットが形成されています。なので単一農園と言うより、CWSが形成するコミュニティーのテロワールが表現されていきます。
あ、それと名称の語尾にIkawa(イカワ)やKawa(カワ)と言った言葉が付くことがあります。これらは“コーヒー”を意味する現地語(キニャルワンダ語)になります。
北部の有名な地区はGakenke、Rulindoですね!
- Kalisimbi CWS/ Dallas Investment Ltd(カリシンビ:Nyamiyaga, Gicumbi)
- Muyongwe CWS(ムヨンゲ:Muyongwe, Gakenke)2015一位
- Dukundekawa-Mbilima CWS(ドゥクンデカワ・ンビリマ:Mbilima, Ruli, Gakenke)
- Twongerekawa Coko CWS(トゥワンゲレカ・チョコ:Coko, Gakenke)
- Abakundakawa Rushashi CWS(アバクンダカワ・ルシャシ:Rushashi, Gakeke)
- Cocatu-Nyirabirori CWS(コカツ・ニラビロリ:Tumba, Rulindo)=Tumba Cocatu
Kalisimbiはダラスインベストメント社が運営するCWSで割と名前を聞きます。
Muyongweは北部を代表する優良CWSで日本だとサザコーヒーさんがほぼ毎年購入していて、同社の代表的なルワンダコーヒーになっています。
Dukundekawa農協のMbilimaも良く聞くCWSですね。
Cokoはファナティックが関わったコーヒーで、最初はダラスインベストメント社管轄でしたが、マネージャーだったFaustin氏が独立して3 African Sisters(スリー・アフリカン。シスターズ)という輸出業者を立ち上げました。特定の生産者の栽培区画を限定したロット作成も行っており、すごく意欲的な取り組みを行っています。明るい酸にとろりとした質感が加わりとても上質なコーヒーですね。最近では各種ハニープロセスや、Geisha種へのトライ、また来年に向けてカーボニックマセレーション等も絶賛計画中です。ちなみにFasustinさんは超情熱的な方なのですが、使っている英語がなぜか古い文語なのでちょっと言っている意味が分からないことがあったりします(笑)。彼の言葉はまさに演説!!・・・・そして基本的に人の話を聞かないです(≧◇≦)。
Abakundakawaは農協でRushasiCWS名だったと思います。COEのファームツアーで訪問した時にトライバルダンスと民族舞踊で歓待を受けました(^○^)。しかし、その時にシカゴの有名ロースターIntelligentsia(インテリジェンシャ)の有名バイヤー、Jeff Watts(ジェフ・ワッツ)が、よせばいいのに農家の最低時給を聞いたもんだから、ちょっと険悪な雰囲気になりました・・・。(;・∀・)。その時は農協のマネージャーが時給を答えてくれたのですが、奥の方にいたじっちゃまが「そんなにもらってねえぞ(-_-メ)」とキレはじめ、言い合いになりました。
・・・・空気読んで・・・ジェフ・・・(涙)
Cocatuは“トゥンバ・コカツ”の名前で流通してるコーヒーですね。よく名前を聞きます。
・・・・・・・
Northern Provinceのテロワールは上品な酸となめらかな質感ですね。酸が特徴的ですが、とがった印象ではなく、質感に包まれた酸なので少し乳酸的なイメージがあります。豆のアピアランスも縦長になりやすいですかね?ただちょっと気温が低すぎて環境が厳しいところもあるので、そういった場合には少しナッティーな感じになることがあります。
Southern Province(サウザン・プロヴィンス)
- Gisagara(ギサガラ)
- Gisagara
- Huye(フイエ)
- Gishamvu(ギシャンブ)
- Huye
- Kigoma(キゴマ)
- Kinazi(キナジ)
- Maraba(マラバ)
- Simbi(シンビ)
- Kamonyi(カモニィ)
- Kayumbu(カユンブ)
- Muhanga(ムハンガ)
- Cyeza(シエサ)
- Kiyumba(キュンバ)
- Nyamagabe(ニャマガベ)
- Cyanika(シアニカ)
- Gasaka(ガサカ)
- Kamegeri(カメゲリ)
- Nyanza(ニャンザ)
- Nyaruguru(ニャルグル)
- Busanze(ブサンジ)
- Nyagisozi(ニャギソジ)
- Ruhango(ルハンゴ)
冷涼な北部に比べて、温暖な気候が特徴的な南部県。一般的にはここのコーヒーの拠出が多いので、数あるロースターも大体南部のコーヒーを使用しているではないかと思います。南部の主要生産地はちょっと遠いのでKigaliから4~5時間くらいかかります。Kiagliを出て少しすると小さい川を渡るのですが、実はそれがなんとあの有名なナイル川の上流だったりします(;・∀・)。(まあ、上流なので本当にちっさい川なんですけどね・・・。それでもちょっと感動)途中のButare(ブタレ=Huye(フイエ)地区)の休憩所で山羊肉の串を青バナナ(甘くない)やポテトと一緒につまむのが定番(∩´∀`)∩
・・・・でも山羊串はNorthern ProvinceのCoko村で食べるやつが一番美味しいです。よくFaustinさんにごちそうになります。
・・・・と串の話は置いといて、
南部はHuye、Maraba、Nyamagabeなどが著名なエリアになっています。ここら辺は日本でも良く扱っているエリアなので、皆さん聞きなじみがあるかもですー。下記が南部県でファナティックが知っているCWSです。
- Simbi CWS(シンビ:Simbi, Huye)2015 7位
- Kinazi CWS(キナジ:Kinazi, Huye)2018 13位
- Maraba I Cyarumbo CWS/ Rwashoscco(マラバ1・シアルンボ:Maraba, Huye)2015 4位
- Maraba III Sovu CWS/ Rwashoscco(マラバ3・ソブ:Maraba, Huye)
- Remera CWS/ Bufcoffee(レメラ:Gasaka, Nyamagabe)
- Nyarusiza CWS/ Bufcoffee(ニャルシザ:Kamegeri, Nyamagabe)
- Umurage CWS/ Bufcoffee(ウムレジェ:Kigoma, Huye)
- Nyakizu CWS(ニャキズ:Nyagisozi, Nyaruguru)2011 3位
- Huye Mountain(フイエ・マウンテン:Huye, Huye)
https://huyemountaincoffee.com/
SimbiはSimbi Coffee Incvestmentsを運営するAbdoul(アブドゥル)さんが所有するCWSです。2015年ではCOE上位入賞するかと思われるほどの素晴らしいクオリティだったのですが、2nd Roundで惜しくもポテト・ディフェクトが出てしまったため、失格(National Winnerに格下げ)になったことがあります。ファナティックは90ptオーバーつけていたのですが、他の審査員からの買い付け希望が殺到した超人気ロットでした。この時位各国の買い付け分配を私がおこなったので、Abdoulさんと仲良くなりました。Simbiは、ルワンダのロットとしてはかなり甘さと質感が強く、なんとなくケニアを思わせるニュアンスを感じます。ブラインドでカップしてもその特徴が際立っているので派手ではないですが目立つコーヒーですね。Abdoulさんは心配症で、ワタルから買い付けの返事がまだ来ない(T_T)と、嘆きメールをいまだに私にメールしてくる、ちょっとInsecureで変わったナイスガイです(笑)。
Kinaziは上記のAbdoulさんが所有するもう一つのCWSで、SimbiやHuyeなどよりも北にあるエリアです。COEでも入賞しているのですが、たまに熟度が低かったりするので、Simbiの方が安定していますかね?Simbiよりボディーは軽くやや明るい印象です。そしてなぜかAbdoulさんは凄くここのCWSを推してきます・・・。
Marabaはルワンダでは早くからスペシャルティコーヒーの生産に着手したエリアでパイオニアと言える地域です。I~IIIと複数CWSが存在していますね。乳酸様の酸があって甘さがあり、一瞬エチオピア的なバランスをイメージさせるようなコーヒーでした。日本のロースターにもファンは多く、結構欲しがっている人はいるんじゃないでしょうか?IIIのSovuは良く聞くエリアです。
Remeraはワタルしても付き合いの長い、Bufcoffee(ブフコーヒー)のSamuel(サミュエル)さんが管理している同社では最古参のCWSです。Remera CWSはイノベーティブな取り組みを行っており、高さ10mを超える多段式の乾燥棚(セカドーラ)やFunky Natural精製、Anaerobic Fermentation等、水洗式が主流の同国ではいち早く様々なプロセスに着手しています。味わいはやはり南部らしく質感に特徴があり、とろりとした印象のコーヒーです。
Nyarusizaはワタルで最初に扱った、上記BufcoffeeのCWSです。2008年以降ワタルの定番ルワンダとして扱っていますね!
Umurageは確か“Heritage:遺産”とかそんな意味があるようなことをSamuelがいっていたような気がします。こちらもBufcoffeeの新しく建設したCWSでRemera CWSで行われている、FunkyやAnaerobicなどのプロセスも行っています。
Nyakizuは確かKigaliのNAEB内にあるBufcoffeeのオフィスでカップしたような気が・・・・。ちょっと記憶があいまいです・・・。
Huye MountainはUCCさんが扱っているので日本でも知名度があると思います。でも実はファナティックはカップしたことありません(笑)
South Provinceのテロワールはなんといっても甘さと質感ですかね。他のProvinceと比べると少し野暮ったい感じになることもありますが、存在感のあるコーヒーで、ある意味ルワンダスペシャルティのロールモデルとか典型例と言えるのではないでしょうか?
Western Province(ウエスタン・プロヴィンス)
- Karongi
- Gitesi(ギテシ)
- Gishyita(ギシイタ)
- Mubuga(ムブガ)
- Twumba(トゥウンバ)
- Ngororero(ンゴロレロ)
- Nyabihu(ニャビフ)
- Jomba(ジョンバ)
- Nyamasheke(ニャマシェケ)
- Kanjongo(カンジョンゴ)
- Karambi(カランビ)
- Kirimbi(キリンビ)
- Gihombo(ギホンボ)
- Mahembe(マヘンベ)
- Murundo?(ムルンド)
- Nyakarenzo(ニャカレンゾ)
- Nyabitekeri(ニャビテケリ)
- Shangi(シャンギ)
- Rubavu(ルバブ)
- Nyamyumba(ニャミュンバ)
- Rusizi(ルシジ)
- Giheke(ギヘケ)
- Mashesha(マシェシャ)
- Nzahaha(ンザハハ)
- Rwimbogo(ルウィンボゴ)
- Rutsiro(ルツシロ)
- Boneza(ボレンザ)
- Kigeyo(キゲヨ)
- Kivumu(キブム)
- Mushubati(ムシュバティ)
- Mushonyi(ムショニ)
全ての年を通してCOE入賞最多を誇る名門エリアです。西部県というくくりですが、南北にかなり長くて、Nourthern ProcinceにもSouthern Provinceの両県に接しています。このWestern Provinceの西側にはKivu湖(キブ)があります。
Western ProvinceではNymasheke、Rusiziの二つが良く耳にするエリアなので、知っている方も多いかもしれませんね。これ以外にも多くの秀逸ディストリクトやセクターが連なっています。
COEでこれだけ入賞しているので、テロワールはダントツだと思うんですけど、ワタルであんまり扱ったことがないのが残念・・・。
- Twumba Coffee(トゥウンバ:Twumba, Karongi)2018 1位
- Mashesha CWS/ Rwacof(マシェシャ:Mashesha, Rusizi)
- Gatare CWS/ RTC(ガタレ:Karambi, Nyamasheke)2011 6位
- Rwamatamu CWS(ルワマタム:Gihombo, Nyamasheke)
- Karengera CWS/ Cyiya(カレンゲラ:Kirimbi, Nyamasheke)
- Mushonyi CWS/ Rwacof(ムショニ:Musyonyi, Rutsiro)
- COCAGI CWS /Rwashoscco(コカギ:Nzahaha, Rusizi)
- Kivu Belt(キブ・ベルト:Murundo, Mahembe, Nyamasheke)2018 3位、2015 17位
https://www.kivubeltcoffee.com/
Twumbaは2018年で1位になりました。・・・でもカップしたことないです。
Masheshaもよく聞く名前ですね。Rwacof(ルワコフ)はスイスのコーヒー巨大商社Sucafinaグループに属するエクスポーターです。最近Sucafinaグループはルワンダ、ブルンジ、ケニアなどに力を入れていますが、どれもとても素晴らしい運営がされており、傘下のCWSは優良なところが多いです。やはり資本力は大事だなーと思います。きちんとした資金があれば、CWSも衛生的なオペレーションができるし、児童労働やハラスメントの防止などEthical(倫理的)な取り組みをしっかり行うことができますからね。
Gatareは扱ったことがあります。ややリンゴ様で酸のストラクチャーがほどほどで好印象でした。
Rwatamamuは聞いたことありますが、カップしたことないですー。
Karengeraは扱ったことがありますね。オレンジ様のフレーバーが印象的で結構クオリティーは高かったですね。なつかすぃ・・・・。
MusyonyiはCOEでも何度も入賞してる有名CWSですね。カップしたかどうかは記憶があいまいですが、出会ったらぜひカッピングしてみたい銘柄です。
COCAGIもたまに日本で見かける銘柄です。ここをマネージメントしているRwashoscco社は南部県で紹介したBufcoffeeの親会社にあたり、ここの社長をSamuelさんのお母さんが務めています。ルワンダでは虐殺があったため、社会のおける女性比率が高く代表者も女性であることが結構多いです。
Kivu Beltは名のあるProjectでその名の通りKivu湖の周辺にCWSを複数構えています。日本でも流通していると思います。ファナティックが出会ったロットはそれほどぱっとしなかったですが、有名な銘柄なので、その内複数のCWSをカップしてみたいですね!
Western Provinceのテロワールはあまりカップ実績が多くないのですが、Northern Provinceと同じく酸が上品になるタイプが多いと思います。南側はテロワールがSouthern Provinceに近くなって質感が出てきますが、それほど重目になる感じではないですね。
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こんなところかな?
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ねーねー。なんでルワンダは“ニャ”がおおいーのー?
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あの子と猫の絆・・・“ニャキズ”(=^・^=)を育むのだ!!!!!
・・・・・
にゃんにゃん♡
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・・・・・
・・・・・
ブフ(‘ω’)!!!