【好みの味の決め方】
- 飲みたい量を決める
- 好みの味の“濃さ”を決める
- 粉とお湯の割合(Brew Ratio)
- その次に味の出方を決める
- 粉の挽目
まず①。自分がどれだけ飲みたいかをまず決めます(マズハココカラ)。
そして②の味の濃さですが、コーヒーの味を濃くしたい場合はお湯に対して粉を多くして、逆に薄くしたい場合は粉を少なくします(アタリマエカ・・・)。抽出比率ですね。
自分が例えば200cc飲みたいときにどのくらいの粉を使用するか決めます。20gがいいのか、もっと多い方がいいのか?いつも自分がやっている抽出方法で何種類か試してみて、好みの濃さを決めます。だいたい比率的に10gの対して少なくてお湯130cc。多めで180cc位の範疇に入るかと思います。
よく濃い味にするには粉を細かくしてくださいというインストラクションを見ることがあるのですが、変に細かくしすぎると粉っぽくなって、苦味、エグミが出て、おいしくありません。これは過抽出になっているので味が濃いのとはまた別なんです。
で、その次に③。抽出強度を調整するために粉の挽き目を調整します。
挽き目
- 目を細かくする
- 長所: 味が強くなる。甘さが強くなる。
- 短所:苦味が強くなる。舌触りが粉っぽくなる。
- 目を粗くする
- 長所: 酸がきれいになる。舌触りが滑らかになる。
- 短所:塩味が強くなる。味が物足りなくなる。
一応細かいと過抽出サイド(Over)、粗いと未抽出サイド(Under)になります。それぞれ試してみて自分の好みの粒度に合わせていきます。まあ基本は粗めから初めて、苦味や粉っぽさを感じるところまで細目を攻めてみて、そこからちょっと粗めに戻すってイメージですかね。
たぶんこれでほぼ大丈夫ですが、もっと詰めたい場合はさらに以下の順番で調整していきます。なおほとんど同じことの繰り返しですがご容赦を・・・。
抽出時間
- 長くする
- 長所:味が強くなる。甘さが強くなる。
- 短所:苦味が強くなる。舌触りが重くなる。
- 短くする
- 長所:酸がきれいになる。舌触りが滑らかになる。
- 短所:塩味が強くなる。味が物足りなくなる。
お湯の温度
- 温度を上げる
- 長所:味が強くなる。甘さが強くなる。
- 短所:苦味が強くなる。舌触りが重くなる。
- 温度を下げる
- 長所:酸がきれいになる。舌触りが滑らかになる。
- 短所:塩味が強くなる。味が物足りなくなる。
ペーパー(濾紙)
- ぬらして使う
- 長所:味が強くなる。甘さが強くなる。
- 短所:苦味が強くなる。舌触りが重くなる。
- 乾燥して使う
- 長所:酸がきれいになる。舌触りが滑らかになる。
- 短所:塩味が強くなる。味が物足りなくなる。
コピペ陳謝・・・・汗。
まあ過抽出と未抽出を行ったり来たりしてるだけなんですけどね・・・。
ここまでやればだいぶ調整できるはず。なお湯温は86~92℃位の範疇。抽出時間は2~3分位になると思います(もちろん好きにしていいですよ)。
ハンドドリップは液体が無垢(純真♡)のお湯で流れてくるので、成分が引っ張られやすく、カッピングやプレスの浸漬式に比べて抽出効率が高いです。なのでそんなに抽出時間長くできないと思います。(長いとすぐ過抽出になる)
最近サードウエーブ系では、ペーパーはぬらした方がいいと言われますが、そもそも紙の匂いはよほど質の悪いものでない限りそんなにコーヒーに付きません。味が変わったように思えるのは、最初にぬらすことによって紙の目が詰まり、抽出に時間がかかるのが大きな要因です(つまり過抽出)。だからうまく抽出時間がかせげないとか、ちょっと過抽出サイドに寄りたいときにぬらすといいですね。
あとぬらした方がオイル分が出ると言いますが粘性が上がると実はフレーバーや味の個々の要素が感じづらくなります(味とボディは強くなるよ)。口当たり(ボディ/マウスフィール)と味の感じ方のバランス考えてやるのがいいですね。
あ、でも紙コップは内部コーティングされてるからすごく匂うよ。気になる人は一度湯通しした方がいいですよ。
やべ、簡単にしようとしたら長くなっちった。
もうだめだ・・・このくらいにしないと。
ちなみにTDSとかEY、グラインダー形状、粉砕速度、整形方法、抽出成分の移動順位とか冥府魔道に堕ちたい方は次回以降をお勧めします。ぐへへへ。
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ねえ。知ってた?
抽出の“抽”はね、チューするときのチューなんだよ♡
うわはい!!
むちゅー・・・・・・。