こんにちは!!Coffee Yungas三神です!!
今回のテロワール編は南米のボリビアでーす。
国の生産量は年間80,000袋(1袋=60kg換算)位なので、今まで紹介してきた生産国としてはかなり少ないですね。
日本だとあまり知名度のない国ですが、コーヒーとしては高品質品を生産していた歴史があり、ヨーロッパで主に消費されていたようですね。一時期はモカ(エチオピア/イエメン)のライバルと目されていたそうなので(ほんまに??)、その当時からクオリティーは良かったのですねー。
スペシャルティシーンにおいては著名な生産国ですが、国の情勢がなかなか安定せず、ここ数年は足踏み状態が続いているような感じでもあります。Cup of Excellenceも2008年を最後に開催されていません・・・・。
ちょぼちょぼオークションイベントの類は行われていたりするのですが、入札はセリ形式の“Outcry”であったり、そこになぜか大統領が現れてロットをかっさらっていったりすることもあり、かなりカオスな状態になっていたりしました(笑)(;’∀’)。
まあ大体アメリカと揉めるとお金が入ってこなくなるので、コーヒー業界的にはアメリカ資本を導入した方が良かったりします。お金の周りが悪化すると、銀行が農家に融資を渋り始めるからですね。
基本的に農家は“肥料”“農薬”“ピッカーへの給料”などの運営資金をローンで借り入れる場合が多いので、ここでつまずくと、まずいいコーヒーが作れません。いいコーヒーが作れないと収益が悪化するので、翌年の資金繰りが悪化しさらに品質が下がるリスクがあります。
こうなると負のスパイラルが急加速していくので、やはり政府や自治体の懐具合は重要なんですよねぇ・・・。
・・・・・・
まあそれでも最近はゲイシャ種の適合性が高いようで、Agro Takesi(アグロ・タケシ)農園やLas Alasitas(ラス・アラシータス)農園のゲイシャ種の活躍が目覚ましく、生豆は¥20,000/kg位~で取引されてるんじゃないですかね?本場のパナマを超えるポテンシャルがあったりします。
品種はTypica種をうたっている農園もありますが、ちと怪しいです。まあ、大体Caturra種、Catuai種が主力品種じゃないですかね。
輸出業者に目を向けると、Agricafeとか、ReneとかInvalsaとかがありますね!!
Yungas地方/地帯
ボリビアと言うとYungas地方/地帯というイメージ強いですが、Yungas(ユンガス)という言葉は“温かい土地”を意味しており、ボリビアではLa Paz(ラ・パス)県とSanta Cruz(サンタ・クルス)県を結ぶ一帯=Caranavi地方、Nor Yungas地方、Sud Yungas地方の3つを主に指します。
(広義の意味だとペルー、ボリビア、アルゼンチン北部のアンデス山脈の森林地帯を指すようです)
ボリビアのスペシャルティコーヒーは主にCaranavi Provincia(カラナビ・プロビンシア:地方)で生産されていて、ボリビアのスペシャルティはこの地方の銘柄がほとんどです。日本でも有名なAgro Takesi農園はCaranaviの南にあるNor Yungas(ノル・ユンガス)地方なんですが、ここら辺はSud Yungas(スッド・ユンガス)地方含めて隣同士なので、ほとんど同じようなエリアと言えます。ちなみにみんなLa Paz県に属しています。
最近のスペシャルティグレードは、La Paz県以外だとCochabamba(コチャバンバ)県、Santa Cruz(サンタ・クルス)県などの銘柄もちらほら出てきていますね。
なお下記はLa Paz県に連なっている地方(自治体)です。
【La Paz県のProvincia(地方自治体)】
Abel Iturralde, Aroma, Bautista Saavedra, Camacho, Caranavi, Franz Tamayo, Gualberto Villarroel, Ingavi, Inquisivi, José Manuel Pando, Larecaja, Loayza, Los Andes, Manco Kapac, Muñecas, Murillo, Nor Yungas, Omasuyos, Pacajes, Sud Yungas.
(太字の部分の地方を今回ご紹介します)
繰り返しになりますが、ボリビアのスペシャルティグレードのほとんどがCaranavi地方なので、ここが一番多いです。
それでは今回の地域の一覧をごご覧くださーい♡
ちなみにエリアの区分訳はこんな感じです。
- Provincia(プロヴィンシア:地方)
- Canton(カントン:郡)
- Colonia(コロニア:居住区/村)
- Canton(カントン:郡)
【La Paz県のコーヒー生産エリア】
- Caranavi Provincia
- Calama
- Calama
- Caranavi
- Copacabana
- Bolinda
- Carrasco la Reserva
- San Ignacio
- Huchumachi/ Uchumachi
- Sabaya
- Chojna Pampa
- Incahuara
- La Estrella
- San Lorenzo
- Nueva Llusta
- Taypiplaya
- Amor de Dios
- Flor de Mayo
- Santa Fé
- Loayza
- San Pablo
- San Pablo
- Chijchipani
- 7 estrellas
- Rosario Entre Rios
- Alto Ascensión Segunda
- Kantutani
- Loa
- 8 de Septiembre
- Manco Kapac Segunda
- Hernando de Magallanes
- Calama
- Nur Yungas Provincia(Coroico)
- Coroico
- Sud Yungas Provincia(Chulumani)
- Chulumani
- Irupana
- II Sección
- Chicaloma
- Cascada
- Charia
- Yanacachi
- Takesi
- Franz Tamayo Provincia
- Aten
- Yanaloma
- Aten
- Santa Cruz
- Agua Rica
- Floripondio
- Samaipata
- El Fuerte
- Agua Rica
やはりCaranaviに集中していますね。
メインのソースはCOEなのですが、いやはや今回の地図の作製はかなり骨が折れました・・・。とにかく同じ地名が多くて、しかもそれぞれが割と近いところにあるので、まぢで紛らわしかったです(-_-メ)。
今回はTexsas大学Austin校や、Prinston大学が何故か公開している地図をDLして、Colonia(村)の所在まで調べるには調べたのですが(ここまでやるのはおそらくFanaticしかいないはず(T_T))、Google Mapではそこまで辿れないので、Canton(郡)までの地図を作製しましたー。
*今回はいろんな地図サイトを活用しました!!
Caranavi(カラナビ)
La Paz県より東側に入ったエリアがCaranavi地方です。アンデス山脈の西側になりますね。南米の生産国はブラジル以外は大体アンデス山脈の西側に形成されています。西側は大陸の隆起で盛り上がった側になり、東側は海から滞積したものが平地になったといった話を昔ブラジルの生産者から聞いたような記憶があります。西側は大陸が盛り上がってできたので、火山性の土壌が色濃くでて、栄養価が高いのかもしれませんね。
- Calama(カラマ)
- Calama
- Caranavi(カラナビ)
- Copacabana(コパカバーナ)
- Lagunilla de Bolinda(ラグニージャ・デ・ボリンダ)
- Carrasco la Reserva(カラスコ・ラ・リゼルバ)
- San Ignacio(サン・イグナシオ)
- Huchumachi/ Uchumachi(ウチュマチ)
- Sabaya(サバヤ)
- Chojna Pampa(チョフナ・パンパ)
- Incahuara(インカウラ)
- La Estrella(ラ・エストレージャ)
- San Lorenzo(サン・ロレンソ)
- Nueva Llusta(ヌエバ・ジュスタ)
- Taypiplaya(タイピプラヤ)
- Amor de Dios(アモール・デ・ディオス)
- Flor de Mayo(フロル・デ・マヨ)
- Santa Fé (サンタ・フェ)
- Loayza(ロアイーサ)
- San Pablo(サンパブロ)
- San Pablo
- Chijchipani(チフチパニ)
- 7 Estrellas(シエテ・エストレージャス)
- Rosario Entre Rios(ロサリオ・エントレ・リオス)
- Alto Ascensión Segunda(アルト・アセンシオン・セグンダ)
- Kantutani(カンツターニ)
- Loa(ロア)
- 8 de Septiembre(オチョ・デ・セプティエンブレ)
- Manco Kapac Segunda(マンコ・カパク・セグンダ)
- Hernando de Magallanes(エルナルド・デ・マガジャネス)
エリアとしては南北に生産エリアが形成されています。ボリビアは1950年代に入ってから農地が農家や先住民に分配されたため、人名のついたロットが一般的です。そもそも昔、コーヒー生産者は農協などにチェリーを売るのが主だったので、わざわざ自分の農地に名前を付ける風習がなかったと考えられます。
スペシャルティの機運がたかまって、マイクロトレーサビリティーが必要とされる時代に入ったものの、上記のとおり農園名がなかったので、土地の所有者名でロットが流通することがほとんどです。生産者の一族が所有しているケースが多いため、同じ苗字のロットが大変多いです(その人がなくなったら子供の名前にロット名が変わるのかしら?汗(;´・ω・))。
特にPoma、Mamani、Ticona、Huanca、Castro、Quispeと言った苗字が多いですねー。
という事で下記が、私が見知ったCaranavi地方の生産者ロットになります。ちなみにカッコ内はColonia、Cantonの順に地区を記載してみました。記載のないところは結局わからんかったでーす。
- Alberto Poma(アルベルト・ポマ:Loa, Rosario Entre Rios)
- Moisses Mollo(モイッセス・モジョ)
- Rene Intimayta(レネ・インティマイタ)
- Basilio Ticona(バシリオ・ティコナ)
- Asencio Ticona(アセンシオ・ティコナ:Nueva Llusta, San Lorenzo)
- Pedro Castro(ペドロ・カストロ:Flor de Mayo, Taypiplaya)
- Wilfred Castro(ウィルフレッド・カストロ:7 Estrellas, Chijchipani)
- Teodocia Castro(テオドシア・カストロ:7 Estrellas, Chijchipani)
- Carmelo Yujra(カルメロ・ユフラ:Loa, Rosario Entre Rios)
- Damian Huanca(ダミアン・ウアンカ:Chojna Pampa, Carrasco la Reserva)
- Ramona Tintaya(ラモナ・ティンタヤ)
- Valentin Choquehuanca(バレンティン・チョケウアンカ:Loayza, Santa Fe)
- Mamani Family(超多いママニ姓・・・・Caranavi内外の色んなところにいます)
- Manuel Mamani(マニュエル・ママニ:Chojna Pampa, Carrasco la Reserva)
- Mario Mamani(マリオ・ママニ:San Ignacio, Carraso la Reserva)
- Teofilo Machaca(テオフィロ・マチャカ:Chojna Pampa, Carrasco la Reservva)
- Las Alasitas/ Pedro Rodriguez(ラス・アラシータス/ ペドロ・ロドリゲス:Lagunilla de Bolinda, Caranavi)
Alberto Pomaは自分が売っていた銘柄なのでなじみがありますね。柔らかい酸と質感があり、ややナッツの風味。ボリビアらしい優しい感じのコーヒーでしたね。
Moisses Molloは調子が良くてキマると白ブドウや白ワインのような風味が出て超美味しいロットなのですが、最近はちょっぴり調子が悪くてややグラッシーな感じになっていますね。まあソーヴィニオン・ブラン的に考えればこれもありかもしれません。Caranaviの中でもちょっとお値段が高いロットです。
Basilio/Asencio TiconaはRDCでも取り扱いましたね。両方共アシディティのストラクチャーがしっかりしており、ややハーバルではあるものの、上質のCaranaviといった感じです。ボリビアのコーヒーの模範的(Exemplary)なコーヒーですね!!
Castro系はそれぞれエリアが違うのですが、甘さと質感があってなめらかだった印象があります。
Carmelo Yujraは白ワイン的なニュアンスがあり、同時にややハーバルな印象のロットでした。ちょっとハーバルが強く出すぎるとグラッシーになるきらいがあるので、バランスのよいロットに巡り合いたいですねー。
Damian Huancaは甘さと質感がしっかりしていたような記憶があります。ちょっとボディー感がほしい人は気に入るかもしれません。
Ramona Tintayaはアシディティにストラクチャーがあって、甘さもあり、上記で紹介した、Intimayta系と似たような雰囲気がありますかな。毎年クオリティーが安定しているので、安牌的なコーヒーですね!
Valentin ChoquehuancaはCOEでも複数回入賞しているので、著名なロットになりましたね。甘さ質感があり、酸の骨格もあるのでトータルのパッケージとして優れたコーヒーだと思います。最近カップしてないけど・・・・。
Teofilo Machacaは甘さ質感に優れこちらも白ブドウ的なニュアンスがあったような・・・・。結構よかったですよ。おすすめ銘柄。
Las AlasitasはJava種やGisha種で有名な農園ですね。Geishaはやや繊細でエレガントなタイプ。Java種は逆にGeisha種に迫るクオリティーでかなり良かった記憶があります。Coco Natural(ココ・ナチュラル)という精製を行っており、なんでもチェリーをCocoドライヤーで40℃以上の熱風で30分ごとに攪拌しながら、35時間乾燥するみたいです。
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Caranaviのテロワールはコロンビアよりマイルドな酸と質感だと思います。・・・例えるならオカン(かあちゃん)のようなコーヒーですかね(笑)?酸がシャープになることはほとんどなく、必ず質感をともなった感じになっていると思います。うまくいくと白ブドウのようなニュアンスが発揮されますが、ハーバルさも残っていることが多いので、如何にグラッシー感とのバランスが取れるかが焦点かもしれませんねー。
嫌気発酵やCarbonic Maceration等の特殊発酵系のロットも出始めましたが、ここ最近はちょっとハンドピックや乾燥の精度が落ちているように思われ、なじみのあるロットでも調子が良くないことが結構ありました。COEとか再開されてもう少しお金周りが良くなるといいんですけどねー。大統領杯もやっているのですが、取り組みとしては雑な感じになってしまっているのが残念・・・(/・ω・)/。
Nor Yungas(ノル・ユンガス)
北と云いながら実はCaranavi地方の真南にあるやや小さめのエリアです。隣接しているのでほぼCaranaviと言ってもいいような感じがしますがね(笑)。
- Coroico(コロイコ)
この地域もMamani=ママニ姓が多いです・・・。
・・・とくになじみのある銘柄はないですねー(゜-゜)。
Nor Yungasのテロワールは・・・・。まあCaranaviとほとんど変わらないと思います(;’∀’)。
Sud Yugas(スッド・ユンガス)
こちらも南ユンガスと言っておきながら、Nor Yungas地方の南側からCranavi地方の東側をぐるりと囲むようになっている大きなエリアです。これだけ南北に張り出していると、結構テロワールは違うと思います。特に北東部はほぼCaranaviと言えそうな感じがします(again(笑))。まあメインは南側でしょうけど・・・。
- Chulumani(チュルマニ)
- Irupana(イルパナ)
- II Sección(ドス・セクシオン)
- Chicaloma(チカロマ)
- Cascada(カスカーダ)
- Charia(チャリア)
- Yanacachi(ヤナカチ)
- Takesi(タケシ)
Caranavi地方の次にSud Yugas地方が入賞ロットは多いですね。でもFanaticはここもそんなになじみがありません・・・。
ちなみに有名なロットは・・・・。
- Agro Takesi(アグロ・タケシ:Takesi, Yanacachi)
Agro Takesi・・・阿黒武志としても有名な(?)ロットです。“Takesi”はSud Yungas地方の南部で首都のLa Pazに近づくエリアですね。なんでも現地語で“覚醒”(起きろ!武志!!)という意味があるようです、ちなみに自治体的にはTaquesi(こっちも武志・・・)に属しているそうです。
Geisha種のロットが有名で、強力なフレーバーを誇ります。特に変わっているという訳ではなくで、ゲイシャのフレーバー強化版と言ったような感じです。普通にパナマゲイシャに勝っていると思います。地のテロワールがかなり異常で、特徴がそれほど強くない品種であるCatuai種とかでも甘さと質感がはっきりしていて、感じられるリンゴやピーチのようなフレーバーはPacamara種の上位ロットやケニアみたいな品質を誇ります。ここまで恵まれたテロワールは世界でも他にないんじゃないですかねー・・・(恐ろしや・・・)。
グアテマラのInjerto農園でもCatuai種やBourbon種等を植えていますが、品質は割と普通でAgro Takesiの様にはなりませんねー・・・。いやホントにココは異常だと思います・・・・(゚Д゚)。
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Sud Yungasのテロワールは・・・。
・・・・Agro Takesiしかカップしたことないのでよくわかりませーん(笑)。まあ、甘さと質感が強いのではないかと思います。
Franz Tamayo(フランツ・タマヨ)
フランツ珠代・・・・。なんか昔の芸能人にいそうな名前ですね(´∀`*)ウケケ。エリア的には北で、Caranavi地方よりもっとずっと北に行った地方です。
- Aten(アテン)
- Yanaloma(ヤナロマ)
2008年にその名もYanaloma農園、2007年にCafé Apolo農園がCOEに入賞していますね。
Franz Tamayoのテロワールは・・・・
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カップしたことないし、ぜんぜんなじみがないのでわかりませんなぁ・・・・。
ペルー側から見ると、有名なPuno県の湖を挟んだ北東に隣接するので、ちょっと似てるかもしれません(そんなこと言ったらCaranaviも南北Yungasも近いか・・・・(‘_’))。その場合はやや酸のストラクチャーが上がり、質感は少し弱くなりそうです。
Sanra Cruz(サンタ・クルス)(2022.11.11追記)
- Agua Rica(アグア・リカ)
- Floripondio(フロリポンディオ)
- Samaipata
- El Fuerte(エル・フエルテ)
今回購入したロットはCaraniviの部で紹介したPedro Rodrigezさんの農園です。Caraniviの方ではLas AlasitasというGeisha種やJava種で有名になった農園のオーナーで、冒頭で紹介した輸出業者、Agricafeの代表でもあります。割と最近になってSanta Cruzの方に農園を所有するようになったみたいです。
- Floripondio/ Pedro Rodrigeuz(Floripondio, Agua Rica)
- El Fuerte/ Pedro Rodriguez(El Fuerte, Samaipata)
Floripondioはその名が地名にあってすぐに見つかりました(笑)。なんでもエンジェルズトランペットという花の名前らしいです。オーナーのペドロ・ロドリゲスさんは輸出業者であるAgricafeを営む傍ら、農園プロジェクトとして様々な品種をCaranaviやこのSanta Cruzに導入して栽培を開始しました(輸出業者が農園経営を始めるパターンは結構多いです)。購入したロットはPacamaraのAnaerobicだったのですが、Pacamara種が本来持つピーチのフレーバーに過熟感が合わさり、まるでピーチのコンポートのようなフレーバーになって印象度の高いコーヒーになっていましたね!ちなみにこのほかにも品種はSL28、SL34、Batian、Javaなどがあるそうですが、いったいどこから種を仕入れてきたんでしょうかね?まさか・・・密輸?。丸山さんに聞いたところではアメリカのIntelligentsiaの生産者向けの集いでは品種の詰め合わせなんかを配布していたりするそうですー。
El FuerteはSamaipata地区にある砦の名前からとったとのことですが、ここにはもともとコーヒーの農園がなかったそうです。土壌調査でテロワールのポテンシャルが判明し、ペドロさんが農園を拓いたとのことです。いやーガッツがありますね!!購入したロットはGeisha種でしたが、ボディと甘さがあるふくよか系のタイプでこちらもなんとなくピーチでフローラルなフレーバーでした。Alasitasのほうは柑橘ですっきりした印象がありましたが、こちらはちょっとAgro Takesiっぽい感じでしっかりした印象。とってもおいしいGeisha種だったので、また購入したいなぁと思ったら、この間のカッピングでは価格が倍くらいになっていました(涙)。
Santa Curzのテロワールはまだこの2つの例しかわからないのですが、カップの感じからするとボディと甘さに特徴が出やすいようですね。ともにクリーンカップだったので、ひょっとするとハーバルな感じも弱めかもしれません。今後が楽しみなテロワールですね!
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こんなとこな?
南米の山場だったブラジルとコロンビアは制覇済みなので、若干短くなりました。
ふう・・・・・
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目覚めよ!!俺の愛!!!!!!!
ママに(Mamani)誓う!!
必ずおれはパートナーを連れて帰ると・・・・。
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2021年冬。阿黒武志(Agro Takesi)。旅に出る。
・・・・・・彼は、はたしてフランツ珠代(Franz Tamayo)に出逢えるのか!?
・・・・・・
(‘Д’)