こんにちはCoffee Factory三神です!!
今回のテロワール編はケニアで行きます!!
ケニアは皆さんご存じの通り、アフリカで素晴らしいコーヒーを生み出す生産地として特に有名です。カテゴリーではColombia Mildに属しますが、この中でも筆頭のクオリティーですねー。
日本ではタンザニアの方が知名度高いですが、ヨーロッパの方ではケニアの方が珍重されています。旧宗主国がイギリスなので英語とスワヒリ語が公用語ですね!
今回ケニアの主要生産地の生産者組合と水洗所である”Factory”を頑張って調べましたがなかなか特定するのが難しかったです。・・・・やっぱり大使館に聞きにいかないとダメかな・・・・?と思ってたのですが、その矢先に素晴らしいソースに出会えました!!
なんとこの冊子、ケニア国内の全ての生産者組合、Factory, プライベートエステートの全てが掲載されてます( ;∀;)!!!
すげー!!!!!
2012年なのでソースは古いのですが、Nyeri Hill等最近注目されているEstate(単独農園)も記載されているので、まぢ神リストですよ!!これは!!
ファナティック超うれしい♡
これで各Factory(水洗所)が紐づいている生産者組合が分かりました。これによってある当該のFactoryに近いテロワールを探すことが可能になりました(´∀`*)ウヘヘヘ。
かなり多くの生産者組合がありますが、今回も主にスペシャルティでなじみのあるエリアをご紹介します。
【ケニアのスペシャルティ主要生産地】
- Nyeri(ニエリ)
- Kirinyaga(キリニャガ)
- Embu(エンブ)
- Murang’a(ムランガ)
という事でまずはケニアのコーヒー事情から行ってみたいと思いまーす!
ケニアのコーヒー生産形態
ケニアでは自宅の周辺でコーヒーを栽培している農家が、各々チェリーを水洗所設備(Factory:ファクトリー)に持ち込む形態になっています。Factoryの方はその日に持ち込まれたチェリーを集めて生産処理を行い、Dairy Lot(デイリー・ロット)として一取引単位のコーヒーロットを水洗して形成しています。
生産者の規模は数本のコーヒーが植わっている農家から、数百本植わっている農家まで大小様々であるため、それぞれの世帯で収穫量が異なっています。
実はケニアに限らず、アフリカ諸国のコーヒーの生産は大体に似たような形態をとっています。(基本的にエチオピアもルワンダもブルンジも同じ様な感じ)
こうした農家(世帯)は大体300~500位の世帯が一つのFactoryに紐づいており、それらを複数管轄するFCS:Farmer’s Co-operative Society(ファーマーズ・コーペラティブ・ソサイエティ:生産者組合) 全体でおおよそ3000世帯くらいの農家が登録されています(っ実際は規模によって様々)。
こうした生産者組合が各生産エリアにたくさんあるんですね。
*ちなみにエチオピアだとFarmer’s Cooperative Union(ファーマーズ・コーペラティブ・ユニオン:生産者連合)と言うのがあります。
【生産者組合の組織系統】
- Farmer’s Co-operative Society(生産者組合)
- Factory(水洗設備)
- Farmer(農家)
- Factory(水洗設備)
ケニアの場合は、特定農園とよりかは、当該エリアのコミュニティーのコーヒーを生産処理するFactory名でコーヒーのロットが主に流通しています(こっちが主流)。
生産者の数が多すぎるので、いわゆる中米や南米などの農園名、オーナー名でのくくりにできないんですねー(何百世帯もあるので)。こうした“生産者=収穫者=販売者”の生産形態はアフリカの主流になっています。
もちろん法人が所有する単独農園もあるのですが、基本的には生産者組合が管轄するFactoryの名前がコーヒーの名前になります。
こうした生産組合のコーヒーはナイロビにあるオークションで輸出業者に公平に落札されてから輸出されます。ケニアのコーヒーシーズンは毎年10/1日から新しい期が始まります。
オークション会場(落札するとインベーダーゲームのような効果音で“バン!!”と鳴る・・・)
生産者組合の構成例
一例をあげてみますねー。上記の写真は私が訪問したTEKANGU(テカング)生産者組合の組織図です。
TEKANGU生産者組合は“Tegu(テグ)”、“Ngunguru(ングルングル)”、”Wakamata(ワカマタ)”、“Karogoto(カロゴト)”の4つのFactoryを運営していて、各Factoryはその下に連なっている生産エリアの農家からチェリーを集荷してコーヒーを生産処理し、ロット形成を行っています。
よってTEKANGU農協ではこの4つのFactory名を冠したブランドのコーヒーを作っています。これらにそれぞれ紐づいているマイクロテロワール(生産エリア)は異なるので、Factoryごとにその地域を代表する風味に多様性がある訳ですね!!
・・・・ただ、トリッキーなのは、繁忙期になると、あるFactoryのキャパが限界になって本来紐づいていない生産エリアが仕方なく別のFactoryに持ち込まれることがあります。
例えばTegu Factoryがその日はいっぱいなので、Teguに持ち込まれるはずだった紐付き生産エリアのチェリーがKarogoto Factoryに持ち込まれることがあったりします。そうすると本来はTeguであるはずのコーヒーがKarogotoの名前で流通することになるので、超ややこしいことになります。
現在の仕組みではFactory以下の生産エリアまでトレースできるロットはまだないので、これ以上のトラッキングは無理なんですねー。まあ、結局ロットの選定にあたってはカッピングで選ぶしかないのですが・・・・。
生産区域の地図
と言う感じでトリッキーなケニアのコーヒーですが、基本的には“Factory=農園のようなもの”と考えてもらって結構です。そして同じ生産者組合に属し、エリアが近いFactory同士はそれぞれ近しいカッププロファイルを示す傾向があります。
まあ実際には同じFactoryでもロットによって生産地域に違いが出たり、品種構成が違ったり、作柄が影響したりするので一概には言えないのですが、どのFactoryがどの生産者組合に参画しているのかが分かると、味の相関や記憶が辿りやすくなりますね!!
・・・・・・・
それでは地方ごとのFactoryを見ていきたいと思います!
*今回の地図ですが、結構多くのFactoryがGoogle Map上で発見できました。それ以外は地域名や、小学校などの施設名で記載してあります(生産エリアと学校は近いことが多い)。本文中で“?”がついているFactoryは今回発見できませんでした。あくまで参考程度にみてね♡
NYERI COUNTY(ニエリ郡)
ケニアで第一のテロワールを誇るNyeri郡。スペシャルティコーヒーのメインの生産地はこの郡を含め、多くはケニア山(5,000m級!!)の南西部、または南部に位置しています。今回はNyeri郡のみ全部の生産者組合を掲載してみました。総勢23組合あります。なおファナティックが過去に聞いた事がある、カップしたことがある、扱ったことがあるFactoryは太字で記載しています。
7、8年位前にNyeri郡を取り巻く状況がちょっと悪くなり、最近になるまでNyeriのロットがなかなか手に入らなかったことがありました。政府がNyeriのコーヒーを認証化/ブランド化することにしたので買いにくくなったという話・・・、政府が農家への助成をやめたから品質が下がったという話・・・、ヨーロッパのロースターが買っている話・・・等々色々噂を耳にしましたが結局よくわかりませんでしたー。・・・・・ちなみに現在は状況回復した模様ですー。
ケニアのコーヒーは酸が明るくジューシーな系統。甘さと質感が強くカシス(Black Currant)のような重厚なタイプの2系統があります。後者はやはり稀少で高得点が付きやすいコーヒーですねー(最近はほとんどない)。
- AGUTHI FCS(アグチ生産者組合)
- Kagumo①(カグモ)
- Mungaria
- Thageini
- Gakii Central
- Gititu(ギチツ)
この生産者組合のFactoryーは聞いたことあるけど、なじみのない感じです。Thageini(タゲイニ)はSasa SesticのProject Originで扱っているようですね。
- BARICHU FCS(バリチュ生産者組合)
- Karatina(カラティナ)
- Karindundu(カリンドゥンドゥ)
- Gaturiri(ガツリリ)
- Gatomboya(ガトンボヤ)
KaratinaとKarindunduは扱ったことのあるFactoryです。甘さと酸がしっかりバランスするスタンダードなケニアと言った感じですかね。GatuririやGatomboyaも良く聞くFactoryですね!!全て聞いたことがあるFactoryなので有名生産者組合と言えそうです。
- GAKUYU FCS(ガクユ生産者組合)
- Nidima-ini
- Kirigu
・・・・・・知らん(≧◇≦)
- GIKANDA FCS(ギカンダ生産者組合)
- Gichatha-ini(ギチャタイニ)
- Ndaro-ini(ンダロイニ)
- Kangocho(カンゴチョ)
GIKANDA生産者組合はかなり有名ですね!!これらは往年のカシス系のがっちりしたフレーバーをあらわすことの多かった銘柄です。Gichathainiは昔Blue Bottleにオファーした事がありますです。めちゃスイートですごくよかった記憶があります。KangochoはGeorge Howellも良く使っていた銘柄で、ファナティック的には思い出深いコーヒーですなー・・・。Ndaroiniも有名Factoryです。
いやー最近なかなか購入できないんですよねーこれらのFactoryは・・・・。ケニアはオークションシステムなので、値が張るロットは輸出業者もなかなか在庫することができないので、素晴らしいケニアを落札するのは結構至難の業だったりします。
本当に良いロットゲットするためには1,2か月産地に張り付いて、片っ端からサンプルをカッピングする必要があります。ただ繁忙期(シーズン)のケニアはマジしんどいので、忙しい日は手分けして700サンプル以上カップすることがあったりする(こんなのが連日続く)のでお気を付けください(´∀`*)ウフフ
- NEW GIKARU CGCS(ニュー・ギカル生産者組合)
- Ichamara
- Thangathi
- Mutwewathi
- Kahuro
- Kiuu
ここら辺も聞いたことないねー(゜-゜)
- GITHIRU FCS(ギシル生産者組合)
- Githiru
んー・・・・・・聞いたことない。
- IRIA-INI FCS(イリアイニ生産者組合)
- Kamunyaka
- Kiamwangi(キムワンギ)?
- Miiri
Kiamwangiは聞いたことありますね。
- KIAMA FCS(キアマ生産者組合)
- Ihwagi
- Kiangundo
- Gachuiro
- Ichuga
- Kiamaina
・・・・・・知らん(・ω・)ノ
- MATHIRA FCS(マチカ生産者組合)
- Ruguru
- Ruiruiru
- Kahira-ini
- Hiriga
- Kiamariga
・・・・・・ここも知らん(;´・ω・)
- MUGAGA FCS(ムガガ生産者組合)
- Kagumoini(カグモイニ)?
- Kiamabara(キアマバラ)
- Kieni(キエニ)
- Gathugu
- Gatina
Kagumoini、Kiamabara、Kieniは結構有名なFactoryですね!完全なカシス系にはなりませんが、酸が明るく、甘さとボディーが強くてNyeriらしさがあります。Nyeri物では比較的手に入りやすいFactoryでよくお世話(笑)になりました。
- MUTHEKA FCS(ムテカ生産者組合)
- Chorongi(チョロンギ)
- Kaiguri(カイグリ)?
- Kamuyu
- Kiandu(キアンドゥ)
- Kigwandi
- Kihuyo(キフヨ)
- Mutha-ini
数年前に訪れたときにカップしたCholongiは甘さとボディーとケニアらしい酸があってかなり良いNyeriでしたね!!Kaiguri、Kiandu、Kihuyoなども扱ったことのあるFactoryです
- OTHAYA FCS(オタヤ生産者組合)
- Thuti
- Chinga
- Mahiga
- Kagere
- Gatuyaini
- Kamoko
- Ichamama
- Kiaguthu
- Kiruga
- Gichichi
- Iriaini
- Gatugi
- Rukira
- Kiaga
- Gura
- Kagonye
- Kamoini
- Karuthi
・・・・・・こんだけあっても一つも知らね(;・∀・)
- RUGI FCS(ルギ生産者組合)
- Mihuti
- Igutua
- Giathugu
- Mweru
- Kanyiri
- Gumba
- Mutitu
- Krundu
・・・・・・なーんか惜しい気がするけど聞いたことないねー。
- RUMUKIA FCS(ルムキア生産者組合)
- Kagunyu(カグンユ)
- Gatura
- Thunguri①(ツングリ)
- Maganjo(マガンジョ)
- Kiwamururu(キワムルル)?
- Tambaya(タンバヤ)
- Gaikundo
- Ndiaini
ここら辺は聞いたことのある銘柄ですね。Kagunyu、Thunguiri、Kiwamururuはカップしたことがあった気がします。ただ“Thunguri”に関しては同じ名前の別Factoryが多くて、これ以外ににKirinyaga郡のThunguriや、単一EstateのThunguriがあるので、もうファナティックはどれがどれだったか覚えてません(/ω\)。Maganjoは欠点がやや多めでしたが、甘さと酸がバランスしている良いケニアでしたねー。
- RUTHAKA FCS(ルタカ生産者組合)
- Ruarai
- Kamuchni
- Nduma
- Muthuthuini
- Mukui
- Kibutio
- Karaba
・・・・・・ここも知らないですねー。
- RUTUMA FCS(ルツマ生産者組合)
- Karie
- Kianjogu
- Ruthagati
- Ngandu
- Marua
- Ndururu
- Githima
・・・・・・聞いたことない・・・・。えへ。
- TEKANGU FCS(テカング生産者組合)
- Tegu(テグ)?
- Karogoto(カロゴト)
- Ngunguru(ングングル)
- Wakamata
うおー!!来たー!!テカングだー!!!(≧◇≦)。
ここは超名門生産者組合ですね!!今ではなかなか手に入らないFactoryばっかですが(TeguとかKarogotoとかなつかすぃ・・・これらもGeorge Howellでよく扱ってたはず)。Gikanda生産者組合のFactory同様、往年のNyeriのロールモデルと言っても過言ではないでしょう・・・。カシスフレーバーや赤ワイン的ニュアンスがあったため、その当時は90点付ける事が多かったですねー。まあ、今は良いコーヒーがいっぱい出てきたので、なかなか高得点付けなくなりましたが。
Factory周辺の乾燥テーブルにはノルウェーのTim Wendelboeが寄付したものがあったりして、まさにレジェンドFCSですね!!いやー訪問出来て良かったわい!!
- THIRIKU(チリク生産者組合)
- Thiriku(チリク)
・・・・・聞いたことがあるな?程度ですねー
- GIAKANJYA(ギカンジャ生産者組合)
- Gikanjya
・・・・・義患者??
- GACHATHA(ガチャタ生産者組合)
- Gachatha
・・・・・我茶太??
- GATHAITHI FCS(ガサイシ生産者組合)
- Gathaithi(ガサイシ)
単独のFactoryですが、これも結構有名なNyeriです。これも昔Blue Bottleにオファーしたことあったなぁ・・・。Stephan Vick元気かなぁ?フローラルかつフルーティーで甘さと質感が強く素晴らしいコーヒーでした。昔〇〇メリアさんにオファーして、WBrCの世界大会で使用された記憶がありますね!!また飲みたいなー・・・・(*’▽’)。
- NJURIGA FCS(ンジュリガ生産者組合)
- Njuriga
・・・・・・しらないなぁ・・・・
- WACHURI FCS(ワチュリ生産者組合)
- Wachuri(ワチュリ)?
昨年ワタルで扱っていたケニアですね!規模が小さいのか、単独のFactoryですが、その内増えてくるかもしれませんね。なかなか良いケニアでしたね。
KRINYAGA COUNTY(キリニャガ郡)
Nyeri郡の東に隣接する郡で、ケニア山の頂上を含め、真南に位置しています。総勢16組合あります。ここからはファナティックが耳にしたことのあるFactoryに紐づいている生産者組合のみをご紹介します。ご了承ください!!m(_ _)m
- BARAGWI FCS(バラグウィ生産者組合)
- Michagara
- Kagongo
- Ruambiti
- Karumandi
- Nyanja
- Kianyaga
- Guama
- Gachami(ガチャミ)
- Kianjiru
- Kariru(カリル)
- Githiururi
- Thimu
KariruはRDCでも使用しました、酸と甘さのバランスが良い使い勝手の良いケニアでした。生産者組合ではないEstate物のKariruもあるようですが、そっちは良くわからないですね。Gachamiはよく耳にする銘柄ですね。
- INOI FCS (イノイ生産者組合)
- Rutui
- Kuguyu
- Kianderi(キアンデリ)
- Kariku
- Kaitheri
- Karia
- Ndimi
- Kerugoya
- Kiamwenjya
- Riagititu
- Thaitha(タイタ)
Kianderiは扱ったことがあります。Kirinyaga郡のロットは明るい酸が特徴ですが、ケニアの中ではすっきりした感じがあると思います。Thaithaも良く聞くFactoryですがカップしたことないですー。
- KABARE FCS(カバレ生産者組合)
- Karinga(カリンガ)?
- Konyu
- Karani
- Kiangombe(キアンゴンベ)
- Kaboyo
- Mukure
- Mukengeria
- Kimandi
- Kathata
- Kiangothe
- Kiamiciri
Karingaは甘いオレンジ系のでケニアらしいコーヒーって感じでしたね。Kiamgonbeは聞いたことあるけど味は知らんでーす♡
- KARITHATHI FCS(カリタシ生産者組合)
- Kiunyu(キウニュウ)
- Kabingara(カビンガラ)
Kiunyu、Kabingara共に扱ったことのあるFactoryです。特にKiunyuは酸が鮮やかでクリーンで、後味に柑橘の余韻が甘く残るコーヒーでしたね。バッハさんとかでよく扱ってた記憶があります。KiunyuはNyeri不足の時には期待の星でしたね!
- KIBIRIGWI FCS(キビリグイ生産者組合)
- Ragati
- Nguguini(ンググイニ)
- Mukangu
- Kiangai(キアンガイ)
- Kibingoti
- Thunguri②(ツングリ)
- Kianjege
- Chewa
- Kibirigwi
Nguguiniはなんだか、のどが詰まりそうな名前ですね・・・・。駆け出しのころにKiangaiを扱ってた記憶があります。Thunguriは二回目の登場ですが、もはやどの地区の物かわからんので味のトラッキング不能ですな・・・・死。
- MUTIRA FCS(ムティラ生産者組合)
- Kagumo②(カグモ)
- Mutitu
- Ngorano
- Mugaya
- Karii(カリイ)
- Kiagundu
- Kiamutuira
KariiはRDCで使用したことがあります。何となくコロンビアのCastillo種っぽい味があって、コーンのような甘さがありました。構成品種にF1 Hybrid系のBatian種が入ってるので、もしかしたらこの品種の味かもしれませんね。・・・・こちらのKagumoもGoogle Mapにありますがカップしたことはないですね。
- MWIRUA FCS(ムウィルア生産者組合)
- Kariaini(カリアイニ)
- Mitondo
- Gatuya
- Gathambi
- Kiaragana
- Kiambwe
- Rwamuthambi
- Riakiania
Kariainiは甘さがしっかりしていたので、重厚なケニアが手に入らないときに結構重宝していました。1954年創業なのでまあまあ古いFactoryです。最古とも言われているようですが、Nyeri Hill Estateはそれより古いはずなので、ちょっと違うかもしれませんね。・・・・Kariaini以外のFactoryは聞いたことないなぁ・・・・。
- NGIRIAMBU FCS(ンギリアンブ生産者組合)
- Kiri
- Kegwa(ケグワ)?
KegwaもRDCで使用したことがありますね。上記のKarii同様、結構コロンビアっぽい甘さと質感だなぁ(^^)/・・・と思った記憶がありますねー。
- RUNGETO FCS(ルンゲト生産者組合)
- Kii
- Karimikui(カリミクイ)
- Kiangoi(キアンゴイ)?
Karimikuiはなにかに食べられそうな名前ですね(笑)。Kiangoi(キアンゴイ)は上記で紹介したKiangai(キアンガイ)だと思って、間違ってお客さんに案内してしまったことがあります(´∀`*)ウフフ。・・・・その節はすいませんでした!!!!
EMBU COUNTY(エンブ郡)
EMBU郡はKirinyaga郡の東部に接しており、ケニア山の南東に位置しています。総勢24組合。ここも有名な群ですが、ファナティックが聞いたことのあるFactoryと生産者組合をご紹介します。
- GAKUNDU FCS(ガクンドゥ生産者組合)
- Gakundu(ガクンドゥ)
- Kamviu(カンビウ)
- Gichugu
- Gakui
おお!!懐かしい!!Gakunduだ!!(^^)/Nyeri不足の当時はこのGakunduにお世話になりました。甘さと質感にすぐれ、ただ酸が強いだけのケニアにはならず、力強さがありましたねー。Kamnviuは逆に明るい酸が特徴のおいしいコーヒーでしたねー!
- KAGAARI SOUTH FCS (カガアリ・サウス生産者組合)
- Kangunu①(カングヌ)?
- Gikuuri
- Kianguchu
- Kigaa
- Gatambararia
Kangunuは有名なFactoryですが、Muranga郡の方がいわゆるみんなが知っている”カングヌ”だと思います。同じ名前が多いのでややこしいですねー。
- KIBUGU FCS(キブグ生産者組合)
- Kathakwa
- Gikirima(ギキリマ)
- Ndunduri
- Ngerwe
- Gicherori
Girkirimaはオレンジ系のカップでしたねー。Embu郡のロットは他の郡に比べるとちょっとキャラクターがおとなしいかもしれないです。
- KIRURUMWE FCS(キルルムウェ生産者組合)
- Kevote
- Kianjuki(キアンジュキ)
- Ngaindeithia
Kianjukiも柑橘系の酸でオレンジ様のコーヒーでしたー。
MURANG’A COUNTY(ムランガ郡)
Nyeri郡の真南に位置する群です。個人的な感覚だとNyeriとKirinyagaの中間のような味わいに近いような気がします・・・・。総勢36組合。ここもファナティックが聞いたことのあるFactoryをご紹介します。
- KANGUNU FCS(カングヌ生産者組合)
- Kangunu②(カングヌ)
Muranga郡のKangunuはなじみの深いFactoryです。質感がなめらかでボディーが良く、甘さのある酸が良かったですねー・・・。駆け出しのころは良く見ましたが、最近はあんまり飲んでないですねー。記憶にあるのはおそらくこのMuranga郡の物だと思います。当時は良くわかってなかったので、Nyeri郡のロットだと思ってました。
- KIRU FCS(キル生産者組合)
- Kiruru
- Kora
- Kamagogo(カマゴゴ)
- Ndiara
Kamagogoは扱ったことがあったような・・・?ちょっと質感に厚みがあったような・・・?
- NEW KIRITI FCS(ニュー・キリチ生産者組合)
- Kayu
- Gondo
- Kirimahiga(キリマヒガ)
Kirimahigaはオーソドックスなタイプでジューシーなコーヒーでしたね。
ESTATE COFFEE(エステート・コーヒー)
最後は生産者組合ではなく、企業や個人などが運営するいわゆる農園物のご紹介です。ニエリヒル以外は地図があいまいですんません。村とか地名であたりを付けてますー。
- Nyeri Hill Farm, Archdiocese of Nyeri (ニエリ・ヒル・ファーム)
Nyeri Hill(ニエリ・ヒル)M山珈琲さんでも使用されていましたね。1904年創業なので結構古い農園です。カトリック系の農園なので、感じとしてはフランスのブルゴーニュの修道院ワインやベルギーの修道院ビールみたいなイメージに近いですかね?ちなみにArchdiocese(アーチダイアセス)は“大司教区”を意味します。なんか、いかつい感じですが、この農園は約375世帯の農家を養っているそうです。
ファナティックはまだカップしたことがないので味はわからないですが、M山珈琲さんとかのJRNのコーヒー屋さんで買えるかも!?
- Thunguri③ (Nyeri郡) (ツングリ)
3度目のThunguri(ツングリ)!!こちらはNyeri郡の“農園物”です。もはやどのThunguriをカップしたかよくわからんくなったので、Nyeriのロットの場合は生産者組合のロットかEstateなのか確認した方が良いと思いますです。
- Ivory (Kirinyaga郡)(アイボリー)
Ivory(アイボリー)はワタルで扱っている農園物ですね。比較的質感もあってケニアらしさがしっかりした農園だと思います。最近はFactory物に焦点が当たっていますが、こうしたシングルエステート物もあるので、ケニアは面白いですね!
- Kwega Estate, Pema Holdings Ltd (Murang’a郡)(クウェガ・エステート)
Kwega(クウェガ)(≧◇≦)!!入社したばっかの時のケニアがこれでした。しかし滞留在庫で枯れていたので本来のキャラクターはしばらく知りませんでした。・・・・その後で再度扱った時は結構質感は重めで甘さがあるタイプだったと記憶しとります・・・。
・・・・・・・
歴史的に農園物を減らして、生産者組合化を進めたので、あんまりケニアの場合、Estateものはそれほどフィーバーしてないですね。。
その内、90+とか、Gesha Villageとか、CGLEとかみたいに、まとまった資本が入った農園プロジェクトが興るかもしれないですねー。
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こんなとこかな?
最高のリストを手に入れたのでまいあがってしもうた・・・・。
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Love Factory・・・・
ケニアコーヒーで愛を育んでみませんか?
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絶賛稼働中!!!!!!!!!!!!!!!!(≧◇≦)