こんにちは!!Coffee Fanatic三神です!!
今回のテロワール編はパナマになります。Geishaブームで一躍有名になった生産地ですが、コーヒーの生産量はあんまりないので、それほど多くのテロワールが存在している感じではないものの、Boquete(ボケテ)やVolcan(ボルカン)地区では細かいテロワールが形成されているので、農園をたどってみると面白い感じになります。
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パナマは19/20 Cropの生産量が約114,000袋なので、隣国コスタリカ(1,472,000袋)の10分の1以下の生産量しかなく、世界的な需給にほぼ影響を与えない感じですね(笑)。
ICO Historical Data
https://www.ico.org/historical/1990%20onwards/PDF/1a-total-production.pdf
この国は中米諸国でかなり経済の良い国であるのと、Tax Haven=租税回避地としての歴史、そしてパナマ運河による投資の集中などによって、すごくお金が周りの良い国です。通貨はボリバルというのですが、為替が固定されていて1ボリバル=1ドルになっています。さらに国内での決済では米ドルも使えます。
国内の通貨に外貨をペッグすると、基本的に自国内での金融政策が行えなくなります。なので、パナマはほぼアメリカ合衆国の一部と言えちゃうかもしれません。実際アメリカ合衆国の裕福層のリタイア先としても定番な国であり、有名なHacienda Esmeralda農園のオーナーは元バンクオブアメリカの頭取の子孫です。リタイアして家族ごと移住し、この農園を購入しています。
国は裕福でほぼアメリカ西海岸にいるような感じ(ロスとかサンフランシスコとか?)です。Geishaで有名な農園のオーナーは大体裕福層で、Kotowa(コトワ)農園のRicardo Koyner(リカルド・コイナー)さんは立派なお屋敷に住んでいて、レストランなんかも持っており、すごくイイ暮らししてました(/・ω・)/ウラヤマシイィ・・・
またどうでもいいトリビアですが、パナマの東側とコロンビアの西側(昔のゲリラ潜伏地帯?麻薬地帯?国立公園?)はなんと道路でつながっていません。なので、実は北南米を車などの陸路で縦断することができなかったりします。これ意外でしょ(;´∀`)。
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パナマに入国して、まずびっくりするのはいたるところに銀行とカジノがあることです。これは本当にすごい数で、日本のコンビニくらいの頻度で乱立しています。やはり租税回避地だったこと、あぶれたお金のつぎ込み場所であるカジノ(マネーロンダリング?(;´∀`))が多いこと、そしてパナマ運河があることが大きな要因ですかねー。
ミラフローレスのロック。ここで水位調節して進む。
コーヒーの産地であるBoqueteに入っても銀行があったので、昔Ricardoさんに「なんでこんなに銀行が多いの?」と聞いたことがありました。答えは「旅行者が多いから」でしたが、いくら何でも旅行者のためにこんなに銀行を用意する必要はないと思います(笑)。まあ脱税(今はもう租税回避できない)か投資目的でしょうね。
「パナマ文書」世界を揺るがす~タックスヘイブンについて知る(nikkei4946)
https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/visual/detail.aspx?value=178
Geishaブームが沸き起こるまではTypica、Bourbon、Caturra、Catuaiなどがメインの品種でした。基本的に熟度が高い過熟気味なコーヒーのイメージがあります。あとこの国は他の産地に比べても降雨量が多いため、品質の維持に気を遣う感じでしたね。結構雨が降るので、隣国のコスタリカ同様洪水や土石流が発生することがあります。生産地にとって大雨は人命をも脅かす脅威です・・・・。
国内の品評会はBest of Panama(BOP)というものが開催されており、これはCOEとは別系統でずっと運営がなされています。パナマ国内のコーヒー協会はSCAP(Specialty Coffee Association of Panama)というのがあり、基本的にBOPの評価はSCAのカッピングフォームを使用して行っています。
SCAP
http://scap-panama.com/members/
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ただ、いかんせん国土がそんなに広くない&生産量が多くないことがベースにあり、さらにGeishaブームが巻き起こったため、はっきり言ってほぼBoquete地区のローカルコンペというのが一番しっくりくる表現と言えそうです。
ファナティックは2013年にBOPの審査に参加したのですが、Washedの優勝農園はVolcan地区だったのもの、その時の出品者のほとんどはBoqueteの農園。そして国内審査員は出品者でした(え?)。さらに国際審査ステージは消費国のロースターやインポーターが招待されて審査に当たるのですが、なぜかその場に出品者であるはずのEsmeralda農園のRachelやDaniel、そしてKotowa農園のRicardoなども在席しており、いくらブラインドカッピングといえども公平性に欠ける品評会でした(今は改善されたのかなぁ?)。
どちらかというとBOPはお祭りみたいなもんで、審査員に高得点をつけさせるようなムードがあります。ファナティックはガチで点数をつけたので、90点いかない物があったのですが、そうすると後ろに座っているRachelとかが露骨にいやそうなリアクションをするので(そのコーヒーがなんで90点いかないんだ?みたいなジェスチャーをする)いわゆるコンフリクト(自分の近しいコーヒーの審査に関わるなど、平等な審査が疑われそうな場合は審査を外れる措置)がない状態でしたねー。
その日の最終セッションが終わった後のディスカッションでは、ビールを飲みながら品評していたので、緩いというか何というか・・・・(;´・ω・)。ということで、BOPの品評会としてのクオリティーと権威をあまり鵜呑みしないことをファナティックはお勧めします(笑)。まあいずれにせよコーヒーのフレーバーは確かに素晴らしい(Geishaパワー)ものが多いので、厳正な品評はあまり求められていないのかもしれないですね。
出品ロットに関しては、昔は正袋(60kg)で5~10袋程度でした。以前から出費量が少ないBOPではあったのですが、今ではロットの数が22.7kgの荷姿で2カートンしかないケースが多く、かなり極小になっています。数量が少ないと入札しやすくなるので、価格が上がりやすくなります。ましてや1カートン単位から入札可能であると、個人でも買いやすくなるため、落札価格がとんでもなく高騰します。なので、彼らの販売戦略(マーケティング)は以下のような感じになるかと思います・・・。
【プレミアム農園のマーケティング♡】
- 極小ロットの出品で落札価格が上がる
- 高額落札の農園が注目される
- 高額落札農園のオークション出品外の姉妹ロット(シスターロット)が心理的に割安に見えてくる
- 姉妹ロットや格落ちのスペックでも高価格で販売が可能になる
- とっても儲かる♡
こんなかんじかな?(/・ω・)/
2022年のBOPも出品単位がたったの100ポンド=45kg(2カートン分)・・・・・。Esmeraldaに至っては複数のカテゴリーで出品しており、さらに同カテゴリーでも複数入賞しています。ちなみにEsmeraldaはBOPとは別の単独オークションもあるので、なんかやりたい放題な感じになっていますね(笑)。
ちなみに昔、Esmeraldaの単独オークションで、仕組みを理解しておらず、複数落札したあげく購入せずに飛んでしまったバイヤーもいました(きゃあ)。その時はワタルが尻持ちしてあげたことがありましたね(笑)。
BOP2022 Results
https://auction.bestofpanama.org/ja/lots/auction/auction-2022
(Volcanエリアの入賞が増えたけど、顔ぶれはあんまり変わらんねー・・・・)
Esmeralda Auction2023
https://auction.haciendaesmeralda.com/public-auction/52
2017年以前のBOP入賞実績
http://scap-panama.com/auctions2001-2017/
PanamaのSpecialty Coffee
すでに開設した通りパナマ国内の機構としてはSCAP(Specialty Coffee Association of Panama)というものがあり、国内の品評会であるBest of Panamaを主催しています。
SCAP
http://scap-panama.com/members/
BOPの初期はBoquete色が強く、Volcan地区はぽつぽつあるかな?といった感じでしたが、最近ではDeborah(デボラ)とかJanson(ジャンソン)とかAuromar(アウロマール)とかHertmann(ハートマン)とか結構評価が高いものがでてきており、ひょっとしたらVolcanの方がポテンシャルあるかもですね。
Geishaブームが始まるまでは割とオーソドックスな品評会だったと思いますが、Geisha旋風が来てから独特な感じのコンペに変貌したと思います。
最近のBOPのResultを見てみるとGeishaにおいては全ての出品ロットが基本的に90点以上になっています(Geishaの最低点が91.5・・・・@2022年)。ですが、そろそろきちんとした点数付けをした方がいいとも思いますねー・・・・。そもそもGeishaが注目されたのも、中米では絶対出るはずがなかったエチオピアライクなフレーバー(フローラルやティーライク)が発現したのが類まれだった訳で、同じような味わいを求めるのであれば、普通にYirgahcheffeやGujiで十分だと思います。それほどエチオピアは祝福されたテロワールな訳ですね。
例えばグアテマラやホンジュラスのCOEとかで、YirgahcheffeのWorka Sakkaroみたいなフレーバーが出たら間違いなく90点オーバーでしょうが、同じコーヒーをエチオピアのCOEで出品したら90点つくのはなかなか難しいと思います。ということで点数にはお国柄の事情が反映されますです。
消費者的には90点を超えた方が見栄えが良いのでしょうが、生豆の品評なので、Geishaだからと言ってベースを90点にするのはいかがなものかと思いますぅ・・・。もう少し考えてもらいたいものですなぁ。
1位の値段がポンドあたり2000ドル(!?)で、2位が600ドル(!?)点数が1点しか違わないのに値段が3倍以上だ!!!(/・ω・)/
まあ、コーヒー的には素晴らしいロットが多いので、かなり値は張るけど、機会があったらぜひ、みなさんも奮発してパナマGeisha飲んでみてください( *´艸`)。
Geishaとかのちょっとした品種予備知識
さすがにGesihaの国だけであって、複数のバリエーションがあります。・・・・なんか、言ったもん勝ちみたいなところがありますが、せっかくなのでちょっと触れておきますね。
- Baby Geisha(ベイビー・ゲイシャ)
- 植えてから3~5年目くらいのGeisha (ただの若木やんけ)。Berlina農園発
- Bamboo Geisha(バンブー・ゲイシャ)
- 竹をシェイドに使用した?竹が生えてた場所に植えた?からBomboo(竹)Geisha・・・・だそうです・・・・(;・∀・)。Los Lajones農園発
- Green Tip Geisha(グリーンティップ・ゲイシャ)
- Geishaは新芽が青いものとブロンズ色のものがあるんですが、”Green Tip Geisha”と言い始めたのはElida農園が最初だと思います。なんでも青い芽の方はフローラルで明るい酸。ブロンズの芽の方はスムースでクリーミーだけど少しフローラルは弱くて、フルーツキャラクターがやや強いそうです。ふーん。
- Chicho Gallo(チチョ・ガヨ)
- こちらはGeishaではなく、エチオピアのAmaro Gayoというエリア(もしくはプランテーション)から持ち込まれたエチオピア原生種です。Hertmann農園発で、オーナーのニックネームMr. Ratibor “Chicho” Hartmann の“Chicho(チチョ)”をくっつけてChicho Galloという品種名にしたそうです。すでにクロップは四世代目を経過しているようです。・・・・・どうやって品種を持ってきたのかしら?
もしかして密輸?(∩´∀`)∩
- こちらはGeishaではなく、エチオピアのAmaro Gayoというエリア(もしくはプランテーション)から持ち込まれたエチオピア原生種です。Hertmann農園発で、オーナーのニックネームMr. Ratibor “Chicho” Hartmann の“Chicho(チチョ)”をくっつけてChicho Galloという品種名にしたそうです。すでにクロップは四世代目を経過しているようです。・・・・・どうやって品種を持ってきたのかしら?
Amaro Gayo(アマロ・ガヨ)は同名の銘柄で流通しており、輸出業者を営んでいるAsnakech Thomas(アスナケシュ・トーマス)さんのプロジェクトが知名度が高いみたいです。Amaro特別郡=Amaro Special Woredaという行政区画があります。
Amaro Gayo
https://www.facebook.com/AmaroGayo/
https://interamericancoffee.de/coffee-selection/ethiopia-amaro-gayo/
https://www.roastmasters.com/amaro.html
(ちなみにInteramericanに記載されている地図は、いわゆるコーヒーエリアではない別地域のSidamoなので、たぶん間違い)
Amaro Gayo(Amaro Special Woreda)
Gedeo県の西側を囲むWest Guji県の西隣のエリアですな
Panamaのテロワール
パナマの主要な生産地域は共にChiriqui(チリキ)県にあり、代表的なくくりではBoquete(ボケテ)とVolcan(ボルカン)というエリアがあります。今回は郡区を区分して地図に起こしましたが、正確な情報がなかなか入手できず、村やHamlet(ハムレット:集落)などについてはきちんとしたソースが得られませんでした。なので、参考程度に見てください。大まかには正しいと思いますです。
BoqueteとVolcanは、直線距離で見るとそれほど遠くないのですが、道路がないため一度県都のDavid(ダビー)まで南下して、また北上しないと行き来できません。なので、意外と交通は不便ですね・・・。Baru(バルー)火山を挟んで両方とも谷となっており。農園はこれらの谷の両側に形成されています。
今回はパナマで知己のある農園群をマップにして起してみました。一部正確な所在地がわからない部分もありますが、俯瞰してみると楽しいですよ!!
【Panamaの著名農園一覧地図】
各農園の情報は各エリアの項でも触れてますが、いちいち細かい情報を載せてるとマジで文字数がやばくなるので、こちらも併せて参照くださいね!(∩´∀`)∩
SCAP Members
http://scap-panama.com/members/
それではパナマの行政区分から行ってみましょう!!
Panamaの行政区分
Provincia (プロビンシア:Province/県)
- Distrito (ディストリート:District/郡)
- Corregimiento (コレヒミエント:Subdivision/郡区)
- Village/ Locality(地方自治体)
- Corregimiento (コレヒミエント:Subdivision/郡区)
Wikipediaはべんりだねー
https://en.wikipedia.org/wiki/Chiriqu%C3%AD_Province
https://en.wikipedia.org/wiki/Corregimientos_of_Panama
プロビンシアと呼ばれる県からディストリクト、そしてコレヒミエントという郡区に別れ、さらに村などの小さい行政区分になってきます。まあもともと小さい国なので、コレヒミエントまでたどれれば大体OKかなと思いますが、頑張って村レベルまで調べてみましたー。こんな感じでした。
【Chiriqui Provincia】
- Distrito de Boquete
- Bajo Boquete
- Callejón Seco
- Canas Verdes
- El Salto
- Los Naranjos
- Volcancito
- Jaramillo
- Jaramillo
- Los Naranjos
- Alto Lino
- Alto Quiel
- El Velo
- Horqueta
- Palo Alto
- Rio Cristal
- Palmira
- Palmira
- Bajo Boquete
- Distrito de Tierras Altas
- Nueva California
- Los Pozos
- Silla de Pando
- Paso Ancho
- Paso Ancho
- Volcan
- Las Lagunas
- Nueva California
- Distrito de Renacimiento
- Santa Clara
- Jurutungo
- Piedra de Candela
- Santa Clara
今回もGoogleやMapcartaを駆使して農地を探してきましたです。相変わらず区分があいまいで調べずらいのう・・・。
いわゆる“Boquete(ボケテ)”のコーヒー
Geisha物語の発生地であるBoqueteエリア。ここは観光地でもあり、かなり環境の良い場所です。周辺のレストランはきれいで、農園も立派だし、ファームツアーするにはもってこいです。・・・・が、あまりにも環境が良すぎるので、いわゆる通常のコーヒー生産地とは雰囲気がかなり異なっていますね。どちらかというと名醸地のワイナリーが連なっているイメージです。パナマゆえに年間の降水量は多くて少し天気は不安定ですが、湿気を気にしなければとっても気持ちの良い場所です。Chiriqui県の県都であるDavidから車で北上してBoqueteエリアに入るのですが、ここに来る前にPanama Cityの国際線空港から国内線の空港に移動してから、Davidに飛ぶ必要があります。しかし間を走っている高速道路が渋滞するため、到着日に国内線に乗ることができません。なので、Panama Cityで一泊することになりますー。
- Distrito de Boquete(ディストリート・デ・ボケテ)
- Bajo Boquete (バホ・ボケテ)
- Callejón Seco(カジェホン・セコ)
- Canas Verdes(カーニャス・ヴェルデス)
- El Salto(エル・サルト)
- Los Naranjos(ロス・ナランホス)
- Voclancito(ボルカンシート)
- Jaramillo(ハラミージョ)
- Jaramillo
- Los Naranjos(ロス・ナランホス)
- Alto Lino(アルト・リノ)
- Alto Quiel(アルト・キエル)
- El Velo(エル・ベロ)
- Horqueta(オルケタ)
- Palo Alto(パロ・アルト)
- Rio Cristal(リオ・クリスタル)
- Palmira(パルミラ)
- Palmira
- Bajo Boquete (バホ・ボケテ)
Distrito de Boqueteのなじみのある農園たち
- Mama Cata(ママ・カタ)
- Jose David Garrido Perez(ホセ・ダビー・ガリード・ペレス)
- Alto Quiel, Los Naranjos, Distrito de Boquete
- Don Pachi(ドン・パチ)
- Francisco Serracin(フランシスコ・セラシン)
- Callejon Seco, Los Naranjos, Distrito de Boquete
- パナマGeishaの父
- Don Pepe(ドン・ペペ)
- Vasquez-Flores Family(ヴァスケス-フローレス・ファミリー)
- El Salto, Bajo Boquete, Distrito de Boquete
- 農園のサイトではVolcancitoになっているけど地図上の所在地はEl Saltoみたい
- Hacienda La Esmeralda(アシエンダ・ラ・エスメラルダ)
- Peterson Family(ピーターソン・ファミリー)
- Palmira, Palmira, Distrito de Boquete
- Jaramillo Farm(Jaramillo, Jaramillo)
- Cañas Verdes Farm (Canas Verdes, Bajo Boquete)
- El Velo Farm (El Velo, Los Naranjos)
- Finca Lerida Coffee Estate(フィンカ・レリダ)
- Amoruso Family(アモルソ・ファミリー)
- Alto Quiel, Los Naranjos, Distrito de Boquete
- ここのホテルに泊まったような気がする・・・・
- Elida Estate Coffee/ Lamastus Family Estates(エリダ・エステート)
- Lamastus Family(ラマスタス・ファミリー)
- Alto Quiel, Los Naranjos, Distrito de Boquete
- Green Tip Geishaとか
- La Berlina Estate/ Casa Ruiz(ラ・べルリナ・エステート)
- Ruíz Family(ルイス・ファミリー)
- Los Naranjos, Bajo Boquete, Distrito de Boquete
- Baby Geishaとか
- Café Kotowa(カフェ・コトワ)
- Ricardo Koyner(リカルド・コイナー)
- Palo Alto, Los Naranjos, Distrito de Boquete
- Duncan (El Salto, Bojo Boquete)
- Don K (El Salto, Bojo Boquete)
- Rio Cristal (Rio Cristal, Los Naranjos)
- Traditional (Palo Alto, Los Naranjos)
- Las Brujas(Volcan Baru, Los, Naranjos?)
- Los Lajones(ロス・ラホネス)
- Graciano Cruz(グラシアーノ・クルス)
- El Salto, Bajo Boquete, Distrito de Boquete
- グラッシアーノはNaturalのスペシャリスト
- Altieri(アルティエリ)
- Altieri Family(アルティエリ・ファミリー)
- Callejón Seco, Bajo Boquete 又はAlto Lino, Los Naranjos, Distrito de Boquete
- Abu Coffee Geisha Farm(アブー)
- Jose Luttrell(ホセ・ルトレル)
- Cañas Verdes, Bojo Boquete, Distrito de Boquete
- “ABU” はAbuelo(アブエロ)=おじいさんという意味
- Hacienda Don Julian(アシエンダ・ドン・フリアン)
- Heakyung Kang Burneskis(ヘキョン・カン・ブルネスキス)
- Horqueta, Los Naranjos, Distrito de Boquete
- Pacamaraチャンピオン
Mama Cataは個人的にパナマといったら最初に頭に浮かぶ農園ですね。Geishaのロットもあるのですが、伝統品種のTypica種のロットを昔ワタルで扱っていました。なので、Typicaのイメージが強いです。パナマらしい過熟感とボディーが特徴的なコーヒーでした。“The中米の甘いコーヒー”という感じでしたねー。
Don PachiはパナマGeishaの始祖ともいえる農園ですね。今は亡き先代オーナーのFrancisco Serracin(お父さんも息子も同じ名前)氏がGeishaを自分の農園に導入したことからGeishaの歴史が始まりました。当時はさび病耐性のために採用されていたのですが、フレーバーにこんなにポテンシャルがあるとは誰も知らなかった訳ですねー。昔初めてカップしたときは少しナッティーでやや粗削りな感じはありましたが、Don PachiのGeishaもフローラルでとっても甘いコーヒーでしたね。ちなみに“Pachi(パチ)”は先代Serracinさんのニックネームです。なので、“パチ親分”って感じになります(パチンコ?みたい)。
Don Pepe・・・。なんかパ行が多いですね。上記のMama Cataに対してこちらはBourbon種のロットが強く印象に残っています。ワタル大阪支店が仕入れていました。このBourbon種のロットは超過熟で甘さトロトロだった印象があります。Naturalなんか特にそんな感じでしたね。昔のGeishaブーム以前のパナマらしさを感じることのできるコーヒーでしたなぁ・・・。
Hacienda La Esmeraldaはみんなが知っている超有名農園ですね。2004年のBOPで当時の最高落札額をマークし、Geishaスターダムの寵児となった農園です。Bank of Americaの頭取だったRudolph Arvid Peterson(ルドルフ・ピーターソン:今のPrice Petersonのお父さん)がパナマに移住して1973年に購入した農園ですね。その孫にあたるDaniel Petersonが農園区画のカッピングをしていたところ、一部の木々からとんでもないフレーバーが発現しているのがわかり、それらをSelectionしてBOPに出品しました。この木々がDon Pachi経由で伝わったGeishaだった訳です。あまりにも素晴らしいフレーバーだったため、早くも単独でのプライベートオークションが始まり、当時はアメリカのStump Townとかがイケイケでトップロットを落札しまくっていましたねー。Esmeraldaには区画が複数あり、昔ながらのエリアはJaramilloのMario(マリオ)という区画です。その後Boqueteの谷の反対側であるCanas Verdes(カーニャス・ヴェルデス)地区にも畑を作り生産エリアを拡張していきました。さすがにGeishaの生え抜き(?)だけあっていまだにBOPでよく入賞しています。通常流通のスペックでは“Private Collection”、“1500”、“Bouquete”などの銘柄がありましたねー。
Finca Lerida Coffee Estate。パナマの定番かつ名門農園といった風合いが強いLerida(レリダ)。ホテルも経営しており、ファナティックもここに泊まったような気がします。とても良いホテルで産地に来ているというよりも、観光できている方が正しいのではないかと思うくらいのクオリティーでしたね。Leridaのコーヒーは上品でGeishaの優等生なイメージがあります。この後で紹介するElida(エリダ)とよくキャラがかぶるのが難点(;´∀`)?なんかいろいろ農園区画があるようですが、私はあんまり聞いたことないです。
Elida Estateは上記のLeridaのすぐ近くにあり、名前も似ていることからすごくごっちゃになりやすい農園です。BOPでも結構評価が高く、わりと最近も1位になったこともあります。Leridaと同じく優等生的なGeisha種のロットが特徴で、通常のWashedだったらEsmeraldaよりしっかりしたキャラクターとフローラルさがあると思います。すでにちょっと触れたGreen Tip Geishaと呼ばれる、新芽が青いタイプを喧伝し始めたのもこの農園だったと思います。結構きれいで典型的な感じのGeishaが楽しめます。
La Berlina Estate/ Casa Ruiz。この農園はなじみがありますね。農園主のPlinio Ruíz(ピリニオ・ルイス)氏は当時SCAPの会長職だったような記憶があります。1920年にSegundo Diaz(セグンド・ディアス)氏が開いた農園なのですが、のちにCasa Ruiz社が取得し、現在はK & R Specialty Coffeeという社名になったのかな?昔BOPからの帰国後にサービスサンプルとして、Berlina農園の“Baby Geisha“を20kg位プレゼントしてくれたのを覚えています(うれしす!)。樹齢3年くらいの若木のGeishaでした。味はそれほど強くはありませんでしたが、出来の良いGeishaで、自分たちで焙煎して楽しませていただきました(うぽぽ)。今もワタルのネット事業部で扱いがあったかと思います。
Café Kotowa。パナマの農園としては有名で、あのJose川島さんの仲良しの農園さんでもありますね。BOPに参加した時には本当にRicardoさんにとってもお世話になりました。すごく親切な方で、農園アテンドもしてくれたり、いろんな質問に答えてくれました。そんでもって彼のレストランやお屋敷でお食事もさせてもらいました。台湾のOrsir CoffeeのJoe Hsu(ジョー・スー)さんと初めてお話したのもRicardoさんのお屋敷でしたねー。KotowaのフラッグシップはDuncanというロットですが、北東の方にRio Cristalという農園区画があって、ここで初めてYellow Geishaというものを見せてもらいもらいました。黄色いGeishaはかなり珍しいですけど、その後あんまり名前を聞かないですね・・・。なんか幻になっちゃったのかな?Rio Cristalはロープウェイなどのアクティビティーができるレストラン(確かここもRicardoの所有だったと思う)が近くにあって中学生たちが学校行事で遊びに来ていました(野球チームだったかな?)。Rio Cristalは谷間になっていてとっても良い景観ですが、実は過去には大雨で土石流が発生したこともあり、巨大な岩もあって、自然の驚異をそこはかとなく感じられる場所でした(うひょう!!)。上空ではとても鳴き声のきれいな鳥さんが飛んでいました(ピヨールルルー・・・⋛⋋( ‘◇’)⋌⋚)。
Los LajonesはNaturalコーヒーのイメージが強いです。現地ではSazaコーヒーの鈴木太郎さんにNaturalコーヒーのスペシャリストとして、オーナーのGraciano(グラシアーノ)さんを紹介してもらいました。彼は頭をポニーテールでくくっており、元気いっぱいのダンディーさんって感じでしたね。太郎さんにNaturalのサンプルを手渡ししていた記憶があります。当時はそれほどGeishaというイメージではなく、やはりシルバースキン多めな感じのNaturalコーヒーの生産者といった印象でした。Gracianoさんは他の農園や他国の生産者にNatural Processのコンサルティングやトレーニングをしていると語っていましたね。パナマのコーヒーシーンを語る上で欠かすことのできない御仁の一人ですね!!
Altieriは聞いたことある気がするのですが、あまり記憶にない農園ですね。でもBOPでもコンスタントに入賞していたような覚えがあります。Eugene Altieri(ユージーン・アルティエリ)さんというイタリア系アメリカ人のビジネスマンがパナマに移住して購入した農園です。当時はコーヒーの栽培にポテンシャルがあるとはわからなかったそうですが、ポテンシャルのある土地だということがわかってスペシャルティグレードの生産に着手したそうです。現在は彼の子供経ちが農園を運営しており優良ブランドとしての看板を背負っています。離れたエリアに農園が複数あり、Don Pachi農園に近いCallejon Secoの区画や北東側のAlto Linoの区画に農地があります。地図上はAlto Linoの方に記載がありますね。
Abuは最近BOPとかでも入賞し始めた農園ですかね?ここ最近日本でよく聞くような気がします。コーヒー生産者の三世代目であるJosé Guillermo Luttrell Tedman(ホセ・ギジェルモ・ルトゥレル・テドマン)を偲んで、“ABU=おじいさん”という名前の農園名にしたそうです。この名を関するGeishaの農園はまだ10年たっていないようなので、比較的新しい農園なのでしょうね。2017年からBOPに参加しており、毎年コンスタントに入賞しているので、実力派農園といった感じでしょうか?
Don Julian農園を忘れてました・・・・(すみません)。おそらくパナマで最上のPacamaraを生産する農園です。パナマの場合、Geisha以外はちょっと雑な扱いであり、そもそもPacamaraを植えている農園があんまりないです。出品の絶対数が少ないため入賞数も少なく、なんかPacamaraのカテゴリー自体が無理やりな分類になっているような気がするけど、これ如何に・・・?でもすごくいいPacamaraでしたよ( *´艸`)。最近では他の農園の入賞が多いみたいですね。2013年のBOPでは一連のGeisha達よりも出来が良くて品質はこっちの方が高いとさえ感じました。オーナーは韓国系の女性の方です。
・・・・・・
Boqueteのテロワールは上品でバランスの取れたコーヒーのイメージがあります。結構クリーンカップもよくて、中米の中でもトップクラスといえる上質な水洗式のコーヒー群はさすがですね。ここのGeisha種はフローラルさときれいな酸味の印象が強く、例えていうなればエチオピアのYirgacheffeに近いイメージかもしれません。反面インパクトはやや弱いですが、やはり“上品”という言葉がしっくりくるような気がします。Geishaの品質を語る上で間違いなくベンチマークとなるテロワールですね!!
いわゆる”Volcan(ボルカン)”のコーヒー
Baru火山を挟んだ西側、コスタリカの国境に近づくエリアがVolcanです。一世を風靡したBoqueteに比べて少し出遅れた感じですが、最近はFinca DeborahをはじめNinety Plus等、世界的に有名な農園が増えてきました。Boquete Geishaに比べてVolcan Geishaは割安でしかも品質もそれほど違わないので、結構お得な感じの産地でしたが、今では上記の有名農園のようにかなりプレミアムな感じになってきました。厳密にはVolcanコレヒミエントはTierras Altasディストリクトに属するのですが、Renacimientoディストリクトも含めて“Volcan”のコーヒーとして扱われています。
- Distrito de Tierras Altas(ディストリート・デ・ティエラス・アルタス)
- Nueva California(ヌエバ・カリフォルニア)
- Los Pozos(ロス・ポソス)
- Silla de Pando(シジャ・デ・パンド)
- Paso Ancho(パソ・アンチョ)
- Paso Ancho
- Volcan(ボルカン)
- Las Lagunas(ラス・ラグナス)
- Nueva California(ヌエバ・カリフォルニア)
- Distrito de Renacimiento(ディストリート・デ・レナシミエント)
- Santa Clara(サンタ・クララ)
- Jurutungo(フルトゥンゴ)
- Piedra de Candela(ピエドラ・デ・カンデラ)
- Santa Clara(サンタ・クララ)
Distrito de Tierras Altasのなじみのある?農園たち
- Carmen Estate Coffee(カルメン・エステート)
- Dashang Group of Dalian, China(ダシャン・グループ・オブ・ダリアン)
- Paso Ancho, Paso Ancho, Distrito de Tierras Altas
- Pacamaraが有名1950,にCarmen Franceschiが夫のEfrainと共に農園をスタート
- Janson Coffee Farm(ジャンソン・コーヒー・ファーム)
- Janson Family(ジャンソン・ファミリー)
- Las Lagunas, Volcán, Distrito de Tierras Altas
- ワタル時代によくサンプルが届いた。スイスの移民?
- Finca Deborah(フィンカ・デボラ)
- Jamison Savage(ジャミソン・サベージ)
- https://www.instagram.com/finca_deborah/?hl=ja
- Los Pozos, Nueva California, Distrito de Tierras Altas
- 小川珈琲御用達。超高額Geisha。オーナーはアメリカ人でコーヒー生産のために移住Sasa SesticのProject Originとも関係がある
- Mi Finquita(ミ・フィンキータ)
- Ratibor & Tessie Hartmann(ラティボール&テシー・ハートマン夫妻)
- https://www.instagram.com/mi_finquita_/
- Los Pozos, Nueva California, Distrito de Tierras Altas
- Volcan Geishaでは人気の銘柄でBOPによく入賞している。いわゆるハートマンゲイシャ
- Ninety Plus Coffee Estate(ナインティ・プラス)
- Joseph Brodsky(ジョセフ・ブロードスキー)
- https://www.facebook.com/ninetyplusgesha/
- Silla de Pando, Neva California, Distrito de Tierras Altas
- 競技会御用達。なんか中国でもめたり、丸山さんともめたり、サザさんともめたりなんか落ち着かない人・・・?
- もともとはエチオピアのプロジェクトでNekisseとかやってた(今もやってんかな?)
- 元祖インフューズドコーヒー疑惑(笑)
Carmen Estateは個人的にPacamara種のイメージが強いですね(ワタルでサンプルもらった)。Pacamaraの品質はかなり高くて、当時のグアテマラEl Injertoにも引けを取らない出来だったと思います。Geishaでの入賞が基本ですが、やっぱりあのできの良いPacamaraが忘れられませんねー。・・・まあそれでもかなり高額でしたけど。うぺぺ。1800年代にフランスのコルシカから移住してきたFranceschi (フランセッシ)ファミリーがオーナーで、1950年にCarmen Franceschiさんが夫のEfrain(エフライン)氏と共に農園をスタートしたのが事の始まりです。現在では中国系の資本が入っており、Franceschi家はオーナーではなく農園管理者として活動をしています。
Janson Coffee Farmも結構有名な農園ですかね?一時期売り込みが多くてワタルにも結構サンプルが送られてきました。味わいはしっかりしており、印象的なロットでした。日本でも知名度がありますね!私もワタル時代にお客さんに案内したことがありましたが、正式な成約にはならず農園紹介という感じになったような記憶があります。割と早くからNaturalのプリパレーションを展開していたような気がします。
Finca Deborahはここ最近競技会などでも使用されており、その品質の高さからかなり高額で取引されている農園です。なんかNinety Plusからも声がかかったけど、断って独自に展開を行っていたよるというストーリーがあった気がします。2008年にアメリカ人のJamisonさんがパナマに移住し、2008年に農園を拓いたようです。なんでもワイン醸造の方にも造詣が深く、Biodynamic(ビオディナミ)農法だったり、カーボニックマセレーションをSasaと一緒に取り組んだしています。日本だと小川珈琲さんとの関係が強いです。スーパープレミアムGeishaですね!!
*ビオディナミ:神秘学者であったルドルフ・シュタイナーが提唱した農法。有機農法の一種で、月の満ち欠けや、天体観測/祈祷的な要素が内包されている
Mi FinquitaはVolcan Geishaとして近年脚光を浴びました。数年前は、それほど価格は高くなくて品質はとても良かったので、評価が高い農園でしたね(でも今はもう高いんだろうなぁ・・・・)。通称ハートマンGeishaとも呼ばれています。オーナーのRatibor Hartmannさんはまさにコーヒーの生産者という感じで朴訥な雰囲気をまとったかたですね。この農園のGeishaは甘さやフレーバーが強くて余韻の長く、フローラルで上品な感じのBoquete Geishaとタイプが異なりますが、これがVolcanのテロワールといった感じでしょうね。結構よかったので、機会があったらまた仕入れてみたいですね!
Ninety Plus Coffee Estateはまさにコーヒー競技会御用達農園で、WBCやWBrCなど様々な競技会で使用されかなり知名度の高い農園プロジェクトです。プレミアムコーヒー生産の先駆けとも言えますかね!初期はNekkise(Nectar from Shakissoという意味)というブランド名のエチオピアのロットを展開していまして、当時はみんなNinety Plusのコーヒーを競技会でよく使用していましたね。一部ではInfused(フルーツなどを副材料に付け込んだもの)なども疑われていますが、通常のコーヒーではまずありえないほどのベリーやパインなどのフレーバーが強いコーヒー群を展開していました。Infusedの始祖と言えるかも(∩´∀`)∩?現在はパナマに本拠地をおいて、ここでもエチオピア系の品種(どこから持ってきたんだろ・・・?CATIEストックかなぁ?植物検疫や通関大丈夫なのかなぁ?)やGeisha等のロットを生産しています。
Distrito de Renacimientoのなじみのある?農園たち
- Auromar S.A.(アウロマールS.A.)
- Brenes-Eleta Family(ベレネス-エレタ・ファミリー)
- Piedra de Candela, Santa Clara, Distrito de Renacimiento
- La Finca Aurora(フィンカ・アウロラ)
- Ironman(アイロンマン)
- Auroraはスタバが採用したことあったような気がする。Iromanは2013年BOP優勝したような気が・・・。
- Finca Nuguo/Cafe Gallardo(フィンカ・ヌグオ/ カフェ・ガジャルド)
- Gallardo Family(ガジャルド・ファミリー)
- Jurutungo, Santa Clara, Distrito de Renacimiento
- 2021年のBOPのNaturalで優勝したらしい
Auromarは有名農園ですね。ワタルでもネット事業部で扱っていました。農園区画が複数あり、確かFinca Auroraは昔スタバも採用したような記憶があります。Ironmanは2013年のBOPのWashed部門で優勝しました。AuromarのGeishaは力強さがあり、印象度の高いGeishaでしたね!ワタルのネットでもお客さんから大変好評なGeishaでしたけど、当時年も結構効果でやや入手困難なコーヒーの一つでもありました。久しぶりに飲んでみたいですねぇ・・・・。
Finca Nuguoは2021年のBOPのNatural部門で優勝したようです。私はなじみがないのですが、最近この農園の名前を日本でも聞くようになりました。Gallardo一家の所有ですが、読み方は“ガヤルド”の方がしっくりくるかもしれませんね。”ll”は一応“ジャ行”で記載していますが、“ヤ行”でも”リャ行”でも問題なさそうな気が最近しています。農園の立地はArumoarと同じく、コスタリカの国境にかなり迫ります。・・・・向こう側のコスタリカでGeisha植えたら同じような味になるかもですね(笑)。でもコスタリカ側ではパナマの国境周辺に有名な農園とかは聞いたことがないですねー。Buruca地方でも全然北の方なので、ひょっとしたらこちらの方で農園やったらワンチャンあるかも?
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Volcanのテロワールは甘さと力強さといった印象があります。もちろんGeishaフレーバーはしっかりしているのですが、フローラルよりかは、どちらかというと“甘い&フルーティー”側の属性のように思えます。BoqueteをYirgacheffeに例えてみましたが、VolcanはGujiに例えることができるかもしれませんね!有名農園も増えてきているので、すでにパナマのプレミアムロットでは人気を二分する重要産地として確立されましたね!
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これで残る中米はメキシコのみになりますね。いやー、ようやくここまできたもんだ・・・・。
しかし、アフリカ、アジアはまだ触れていない国々があるので、まだ道のりは続きますね・・・ぐふ(´ཀ`)
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愛の運河を渡るには時間がかかるんだよ・・・。
あせっちゃダメ!!
ぱなまの芸者に会いたければ、一日待つくらいの心持でいようね!!
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そうすれば貴方もBaru火山の裾野で愛の土石流に浴することができるであろう!!!
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つまらなくボケて(Boquete)みました・・・。
ごめんなさい(死)・・・。(*´з`)
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Volcan嫉妬(Volcancito)?
うっぎゃーーーーーーーーーー♡