こんちはー!

Coffee Fanatic 三神です。

今回で長かった品種編も一区切り。・・・の予定が、ボリューム多すぎて終わりにできませんでした・・・。うぽ。次回もエチオピアの残りの土着品種群を紹介します!!

いやーまさしくファナティックな内容ですねー。

はっきり言って、今知ってても何の役に立つのかわかりませんが、そのうち役に立つかもね!!(/ω\)

前回はJARC(Jimma Agricultural Research Center)が選抜した“Specialty Group”の品種でしたが、今回から各地域土着の品種群“Regional Land Race”(Local Land Race)を取り上げたいと思います。

テロワール(Micro Climate)を明確に表すマイクロロットにとって、これらはより重要な品種群になりそうです!!

気が付いたら8000文字超えてて重すぎてWord Pressが動かなくなったので(死)、分割してお届けします!(今もちょっと重い)

今回はSidama/Yirgacheffeの部分になります。次回はHararge地区、その次がGesha Villageを含む西部、南部等のLocal Land Raceを紹介しまぷ。

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それでは行ってみよー。

Regional Land Race Group

1970年以前のエチオピアの品種群は、土着品種が現地でわずかに選抜されている程度が一般的で、政府の研究所や、コーヒー関係の機関が主導したものは全く存在していませんでした(ほったらかし?)。

野生コーヒー群から採取されそれぞれ特定の栽培環境に適合し、なおかつ長年にわたって栽培されてきた品種群は“Local Land Race”種(土着品種)と呼ばれています。数世紀にわたって農家の種子獲得先は国の様々な場所に存在する天然の自然森林でした。エチオピアの南西部に位置する山岳熱帯雨林は野生のアラビカコーヒーのその豊かな遺伝的多様性で知られていました。森林は現在国の南西部やその他の生産地域で見られるLocal Land Race品種群の源とみられています。さらにAnfiloの森はエチオピアの西側の土着品種の宝庫とみなされ、同様にBale/Gujiゾーンに存在するHerennaやBaba Magadaの森はそれぞれの土着品種の資源の港と言えるような役割を果たしてきました。幾年にもわたり、あるエリアのコーヒーの品種群は、農家から農家へと受け継がれ、地区から地区へと伝播していきました。結果としてこのような品種はエチオピアで広く植えられる代表的な品種になりましたが、いくつかの名のある農園では今でも土着品種の栽培だけを行っています。

1989年と1994年に行われた調査では少なくとも総勢130種に及ぶLocal Land Race種が認知されています。これらの土着品種にはそれぞれ出身地の現地名がつけられており、東部Harargeエリアに22種、南西部と西部のJimma、Illubabora、Walaga、Gambella、Asosaエリアに75種、南部Borena、Gedeo、Sidamaエリアに33種が確認されています(そんなにあるの!!!)。

1つの考察としてはJARC(エチオピアのコーヒー研究機関)によって再定義、再名称された歴史的土着品種群が各地域に広く配布されたため、多くの場合、どちらの品種が古いのか、どの特定地域の品種なのか、名前についてはJARCによって命名されたものなのか等、不明瞭になっています。

それぞれの品種の特徴に迫るにしても、これらの土着品種に関する資料は現存する品種、またはJARCによって配布された品種に比べると大変少ないのが現状です。土着品種の情報維持や伝達、敬称について口伝は伝統的かつ一般的な方法ですが、文章化された各品種の詳細な情報はほとんど存在していません。それゆえこうした品種の詳細な特徴を取り上げ文章化することは将来的に大変有用であると考えられます。

Gedeo、Sidama、Guji、BorenaゾーンのRegional Land Races

Gedeo(Yirgacheffe)、Sidama、GujiそしてBorenaのコーヒーはエチオピアでも最も有名で最も高い品質を誇ります(やっぱり最高?)。これらのゾーンのコーヒーはフローラルかつシトラスを感じさせるカッププロファイルで知られています。またこれらの地域の土着品種群は数十年にわたって同地域の森林から採取、伝播したもので、こうしたカッププロファイルと品質に確実に影響を及ぼしているものと考えられています。YirgacheffeのKochere、Gedeb(ひでぶ、じゃないよ)Woreda(“ウォレダ”は小エリアの区画単位)の農家はその父や祖父の代に森林を切り拓き、コーヒーやその他の作物を栽培し始めたと言い伝えています。Gujiの西側のBule Hora生産地区の農家によると、Bada Magadaの森で最初にコーヒーを発見したのはハンターであったと伝えられています。この地域ではコーヒーのエナジーフードとして“コーヒーケーキ”(コーヒーの粉とバターを混ぜた物)を作成していたハンターの間で、コーヒーを焙煎する習慣が発展を遂げたそうです。

グループ1.Guji、Borena Oromoゾーンの原生木からもたらされたLand Race品種

5種類の品種がGujiゾーンでは一般的で、それぞれの原生木からその名を継承しました。

  • Bedessa
  • Kudhumi
  • Miqe
  • Sawa
  • Walichu

Bedessa

ベデッサ。チェリーのパルプ(果肉)は食用可能なほど大きく、赤黒い実をつける原生木です。Gujiゾーンでは最も一般的な品種でフルーティーなカップクオリティーを持つことで知られています。

Kudhumi

クドゥミ。Guji、BorenaソーンにおいてKudhumi種は小さい実を結実し、病気に耐性のある品種として知られています。こちらもGedeoゾーンでは一般的な品種で、”Kurume”もしくは(Kudhume)という名前で認知されています。お!この品種聞いたことあります。Yirgacheffe地区の品種ですね。この次のカテゴリー、Gedeoゾーンの部でまた出てきます。

Miqe

ミケ(猫?)。Gujiとその周辺地域で栽培されている一般的な品種で中くらいのサイズの実を持ちます。同じくMiqeと呼ばれていた原生木です。

Sawa

サワ。小さい実と病気への耐性を持つことで知られています。こちらも同名の原生木から名づけられました。

Walichu

ワリチュ。Guji、Borenaゾーンではこの品種は大きな実を持ち、Gedeoゾーン全般の農家では別名“Wolisho”という名で知られています。

グループ2.Gedeoゾーンの原生木からもたらされたLand Race品種

Gedeoゾーンでは以下の3種類が一般的で、そのうちKurume、WalishoはGujiゾーンではそれぞれ“Kudhumi”、“Walichu”という名前で認知されています。これらは当地でも良く知られた品種であり、大抵の農家はこのうち少なくとも2種類を栽培しているケースがほとんどです。やはり文献がほとんどないため、これらの元の名前が特定の品種を指すのか、品種グループを指しているのかが不明になっています。さらにこの地区のLocal Land RaceのいくつかはJARCの選抜によって命名されたものもあるため、より一層不明瞭な状態になっています。

  • Dega
  • Kurume
  • Wolisho

Dega

デガ。この名称の由来は2説あり、1つ目はある香木の香りを連想させる原生木が由来であるとされ、通称“Fire Wood”と言われるこの香木は燃やすと甘い香りが漂い、それがまさにコーヒーを焙煎する時の香りとよく似ていることから名づけられたという説。2つ目はアムハラ語で“高く涼しい場所”と意味が“Dega”という単語にあり、この木が標高の高いエリアによく植えられていたことから名づけられたという説があります。Dega種は中くらいの天蓋を持ち、同じく中くらいのサイズの実を結実することが知られています。

Kurume(Kudhume)

クルメ(クドゥメ)。小さい実を付け、高収量であった原生木の名がつけられました。Gedeoゾーンではこの品種と同じような実と収量を持つ品種があり、結果としてこちらにも“Kurume”の名がつけられました(え・・・!?)。この品種はGuji、Gedeoの両ゾーンで大変有名で、コンパクトな天蓋を持ち、やや小さい葉、そして緑色の新芽を萌芽することで知られています。JARCの品種シリーズでは74110、74122、74148、74158が似たような樹勢形態を持っており、これらは“Kurumeタイプ”として再定義されました。

Wolisho(Walichu)

ウリショ(ワリチュ)。この名前はコーヒーの原生木ではないのですが、“Wolisho”と呼ばれる木に形が似ていることから名づけられました。このコーヒーでない原生木と同じようにWolisho種は大きい実を持ち、また年ごとの収量にばらつきがあるという特徴があります。木は高く、開けた天蓋を持ち、新芽はブロンズ色という形態を持っています。この品種もGedeoゾーンではよく知られています。

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・・・・グループ1とほぼ同じ品種だけど・・・・(;゚Д゚)

まあ、両方とも近いし、同じ南部だしね。

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実は今まで紹介してきた品種以外にエチオピア南部ではさらに30種のLand Race品種が存在しています。この地方ではアファンオロモ語、ゲデオファ語、シダマ語といったKushu(クシュ)言語に属する3つの言葉があり、それぞれ似た特徴を持っています。それゆえ30種の内9種は3つの品種と同じであることが分かりました。

Kudhume=Kurume=Kurumie        (久留米?)

Kolisho=Kolinsho=Waliso              (凝り性?)

Walancho=Welencho=Wecincho      (和蘭町?)

残り21の名前に関してはそれぞれの名前があり、Ado、Amoler、Awisho、Bula Bunchu、Buna Buncha、Damu、Danchei、Deracicho、Legumani、Dumancho、Galo、Ganticho、Gidicho、Gugudamei、Guto、Kunkuwranachei、Setamo、Terako、Tils、Shamilei、Wojo等となっています。

・・・・うごわぁ・・・・

こんなにあるとは・・・・。ちなみにこれら、まだGuji、Gedeoゾーンだけですからね・・・・。

上記の内、Kurume種、Wolisho種、Dega種(久留米、瓜商、出我・・・てへ♡)については聞いたことがあります。昔MPC(モプラコ社)扱いのYirgacheffe、Kochere地区のコーヒーのファクトシートに記載がありました。該当ロットはフローラルノート以外に乳酸のようなフレーバーと質感を持っていいたので、これら3つ品種にはそういったポテンシャルがあるのでしょうね。

なおKurume種だけのロットも巷には存在するそうなので、飲んでみたいですねー。

あ、あと整理するとこの“Sidama/Yirgacheffe”地方はこんな感じに小さく分解されますです。

Sidamo/Sidama?

>Guji(ゾーン)

>Hambela、Uraga等(Woreda=小エリア)

Yirgacheffe

>Gedeo(ゾーン)

>Gedeb、Konga、Kochere、Chelelektu等(Woreda=小エリア)

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Sidama/YirgacheffeのLand Laceはこんなとこ。次はHararge/Hararエリアを紹介しまーす。(すでに執筆済みだから更新早いかも)

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LocalだGlobalだと、最近の品種は入り乱れているな・・・・。

しかしあえて言おう!!

わたしこそ愛の純粋種、“Love Race”であると!!!!!!!!!

もふふふふふふふふふふふっふうふっふふ♡  ぐふ・・・・。